日曜日の午後の売り込み

昨日、友人とのパーティのために帰宅したのは9時近く。留守番電話があるようなのでチェックをするとKDDIからの売り込み。auを持っているせいなのか、たまにこうしたKDDIの「光one」の売り込みが来る。これってどうでしょうね。。。

さて、
「インターネット白書」で振り返る日本のインターネット普及の歩み
というInternet Watch の特集を斜め読みにしても、うーんどんどんFTTHが伸びてくるのはわかるのだけれど
NTT東日本/西日本、加入電話とISDNの通信量を発表――ISDNのデータ通信は半減
の中に

目立つのは、総合ディジタル通信(ISDN)の通信量で、通話モードの通信時間が1億863万時間(NTT東日本)/9661万時間(NTT西日本)で前年度比17.4%減/21.5%減だが、ディジタル通信モードでは2272万時間(NTT東日本)/2462万時間(NTT西日本)で前年度比51.3%減/52.9%減とほぼ半分になっており、FTTHADSLへの移行が急速に進んでいることがうかがえる。

というコメントを見て、じゃあ次は? と思う私。

解説:総務省が全世帯ブロードバンド化の戦略案,残り3000万回線をどうするか
という記事の中に

このような体制で進める全世帯ブロードバンド化の推進では,基本的な考え方として,!)通信事業者間の競争に対して中立的であること,!)FTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)だけでなくWiMAXIEEE802.11e)などの無線技術や,FTTHADSL非対称デジタル加入者線)を組み合わせた融合サービスを使うなど技術に対しても中立的であること,!)ブロードバンドサービスを活用する新たな需要を創出すること――の3点を強調した。

という今後を見通した日本政府の姿勢が書いてあるが、それをどこまで総務省が責任持ってやるのかな〜と思いますね。

総務省の情報通信審議会、高速PLCの規制値について答申
という話題は、今朝のJ-waveの中でもピックアップされていましたが、FTTHの中でマンション用に使用されているVDSLでも干渉問題が発生しているのは事実として、それで部屋のあちこちについている電気のコンセントからインターネット、という状況になるとどうなるの? 実験と実際の取り付けはかなり違うものでしょうからね。どこのISPがとりかかるのか・・・

また、WiMAXについては、お隣
韓国が世界初のモバイルWiMAX商用サービス「WiBro」をスタート
したらしいですね。価格も1600円とかお試し状態。詳しいレポートを読みたいものです。

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先週のエントリーに

ラスト1マイルがファイバーだけじゃないのだから、
たとえFTTHがNTT独占になったとしても(ならないけど)問題ないと思っています。
無線が発達すればFTTHなんてダサいという時代になるかもしれないし、
技術進歩の早い分野では後だしジャンケンの方が有利です。
あまり(NTTに)目くじら立てなくてもいいような気が・・・

というコメントをいただきましたが、無線にしても構内接続がどんな形になっても、外つなぎの回線部分でNTTが独占に近い状態にある、そして総務省はその状況を大きな問題として扱っていない、というのは問題意識を持つべきだと思いますけどね。
あら、これってADSL普及初めの頃を思い出させる状況ってことでしょうか・・・

まあ、WiMAXがかなりの距離を飛ばせるのであれば基地局の間隔が広くなって問題は少なくなる、という見方はあるのかもしれませんが、都心で考えるとどのくらいのユーザに対してどのくらいのWiMAX基地局が必要か? なんてコスト・シミュレーションを見せてくれる事業者があれば見てみたいですね。