求む、専門家のコメント

今朝のJ-Waveのニュースの中に取り上げられていた日経の記事


ソフトバンク光回線サービス割安に・既設電話線併用
 ソフトバンクは今年度中にも、既存の電話線を一部利用した割安な光ファイバー通信サービスを始める。家庭付近では電話線を活用するため、回線敷設コストが安い分、料金を下げられ、通信速度は光回線に近い。同社はADSL(非対称デジタル加入者線)最大手だが、ブロードバンド(高速大容量)通信の需要はより高速の光回線に移行中。新サービスでNTTの光回線に対抗する。
 月額料金は未定だが、6000円台(戸建て向け)が主流の光回線と、3000―4000円台のADSLの間に設定するとみられる。動画受信の頻度など、顧客のネットの使い方に応じてADSL、光回線、新サービスの3種類を売り込む。今夏に神奈川県で最大500世帯を対象にした実証実験を実施。速度や通信の安定性などを確認し、サービス開始時期を最終決定する。 (07:00)


何のこと? 先週末の記事

ソフトバンク株主総会、携帯電話事業について

多くの時間を割いて説明


には

質疑応答では、「FTTHについては消極的だが今後の展開は」という質問に対して、「現時点では光ファイバを調達するコストが高すぎるため、赤字を出してまで積極的に展開しようとは思わない。ただし、はるかに安いコストで光ファイバを提供する方法について、総務省やNTTと手続きを進めている最中」と語り、中長期的にはFTTH事業も積極的に展開するという方向性を示した

と書いてあったので、VDSLのことじゃないでしょう、と思っていたら
ソフトバンク,今夏にもFTTRのトライアル開始
という日経BPの記事。

FTTRとは,NTT局からユーザー最寄りの電柱までは光ファイバで伝送し,電柱からユーザー宅まではADSL同様に電話線(メタル線)を利用して伝送する方式。
ソフトバンクによると,「ADSLの解約率は局舎から遠くなるほど高くなる傾向にある。FTTRはFTTHよりも導入が容易であり,こうした局舎から遠いユーザーにもメリットがある」としている。

これは以前に日経コミュニケーションにも書いてあったことなのですが、これはADSLでの通信劣化を補正する意味はあるかもしれないけれど、「はるかに安いコストですむ」ものなのでしょうか? おーい、誰か突っ込んで!

こんなちょっと専門家の意見を聞きたい記事がもうひとつ。
NetApp、『NetCache』アプライアンス事業を売却
この事業の売り先がBlue Coat。この会社は
「プロキシこそ最良のセキュリティ製品」、米Blue Coat
の中にも書かれていますが、

米Blue Coat Systems(以下、Blue Coat)は、プロキシを提供する企業として、1996年に設立されている。もともとの社名はCacheFlowといったが、セキュリティビジネスに本格的にフォーカスするため、2002年に現会社名とした。

という成り立ちの会社で、一時期はNetCacheとライバル関係にあったところ。うーん、動画配信ビジネスは大きくなる、といわれている昨今で、この動き。誰か分析してくれないのでしょうか?