うーん、やっぱり

今朝の日経新聞のオンライン
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ITインフラ、日本が総合1位――総務省が国際比較
 総務省が10日発表したIT(情報技術)インフラの国際比較ランキングによると、日本は総合評価で、調査対象の23カ国・地域中で1位となった。ブロードバンド(高速大容量)通信の速さや安さの面で、世界一の水準となったのが主因。ただインフラの普及や安全性などは下位にとどまった。
 ランキングはITインフラの整備状況や利用環境に関する10項目について、国際機関・組織が公表しているデータをもとに比較。偏差値を算出して順位をつけた。調査対象は欧米アジアの主要な国・地域。総合評価では2位に韓国、3位に米国と続いた。
 項目別に日本の順位をみると、ブロードバンドの「料金」と「速度」の2項目で1位を記録。「第三世代携帯電話の比率」と「市内電話料金」も2位に入った。
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以前に書いたが、国際的な評価からいえば、日本のITインフラは日本が考えてるいるほど高くない。でも総務省は絶対そうは認めないだろう・・・と。まあ、いいけど。

詳しくは Internet Watch
日本の情報通信インフラは偏差値59.8で世界第1位〜総務省が23カ国を比較
総務省発表資料
日本のICTインフラに関する国際比較評価レポート
その中で、総務省も「しかし、インターネット普及率やICTインフラに対する社会資本としての優先度は順位が低く、今後の課題として、デジタルディバイドの解消や、ICTインフラへの集中的な資源配分の必要性等が考えられます。」というコメントを出している。ちょっとその矛盾まで考えるのが国家機関ではないのでしょうかね。

さて、もう一つの総務省の発表
総務省が2004年の通信利用動向調査、インターネット利用者は7,948万人に
平成16年「通信利用動向調査」の結果
の方が納得できる発表かもしれません。

さて、そんなブロードバンドの推進役のソフトバンクの動向が気になるところで、日経産業新聞でも大きく扱われていました。各オンラインもピックアップが多かったですね。
ソフトバンク決算「おとくラインを除いた営業損益は黒字を達成」
この中でようやく今まで名言を避けてきたFTTH事業にもコメント。
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FTTHサービスの「Yahoo! BB 光」の加入者数は現在約2万件で、開通待ちの申し込みユーザー数は約5万件という。孫社長Yahoo! BB 光について「光ファイバは1つの地域にまとめて回線を提供しなければ効率が悪く、現在は工事費用や機器手配など、コストや性能などのデータをとっているテストマーケティング段階」とした上で、「大事なことはADSLでブロードバンドユーザーのボリュームを積み上げておくこと。ユーザーのボリュームが増え、地域ごと集中工事を行なっていくことで、5、6年後にはFTTHの提供価格もADSLと同程度になっていくだろう。その時にユーザー数を持っているところがボリューム効果で競争上優位に立つ」とした。
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そんなADSLFTTHの関係を考えさせられるニュースがもう一件。
アッカ、UCOMと業務提携して個人向け光ファイバ接続サービスに参入

さて、本当に日本はFTTH大国になるのでしょうか。アメリカは市とかコミュニティが中心になってFTTHとかWiMAXを進めているけど、日本はNTTとかだのみですかね。おっと、WiMAXについてはまだNTTは名乗りを上げていなかったっけ?
モバイル通信サービスの先端技術を持つベンチャーに投資する目的で「ドコモ、米国にベンチャーキャピタルを設立」らしいですけど、さて???