広報担当は大変かも

まず、昨日の読売新聞から
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NTT、ネット事業「コム」に統合
法人向けサービスも
 NTTは7日、これまでグループ内の複数の企業が行っていたインターネット関連事業と法人向けのサービスを、来年をメドに長距離通信などを担うNTTコミュニケーションズ(NTTコム)に統合・一本化する方針を固めた。
 9日に発表する新たな中期経営戦略の柱とする。光ファイバーを通じた通信サービス展開を効率よく進めるために重複部門を解消し、競争力を強化する。利用者にとっては素早くサービスが受けられるなどの効果が期待できる。「固定と携帯の融合」をにらみ、NTTドコモを含めたグループ各社で料金請求サービスなどの統一も検討する。
 ネット関連事業では、NTTの子会社でネット検索サイト「goo(グー)」を運営するNTTレゾナントを、2006年夏をめどにネット接続サービス「OCN」を運営するNTTコムに統合する。NTT東日本などが出資するネット接続サービス会社「ぷららネットワークス」についても、グループ外の株主から理解が得られれば、統合する方向で調整する。
 法人向けサービスはNTT東日本、西日本、コムがばらばらに行い、営業で競合するケースが出ていたが、2006年中には通信システムの構築を含めてコムに統合する。
 中期経営戦略にはこのほか、光ファイバー回線を使って通信衛星(CS)放送などの多チャンネル放送の配信を進めることも盛り込む。
(2005年11月7日 読売新聞)
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何度も言われてきた話なのですが、
本日の一部報道(NHK)について
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 本日のNHKで、「NTTグループ ネット集約などで再編へ」とのタイトルで報道がなされておりますが、中期経営戦略の推進に向けた取り組みについては、様々な検討を行っているところであり、報道されているような内容を固めた事実はありません。
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と上記記事を否定するような発表が行われています。「固めた事実はない」という言い方が微妙ですね。

さて、NTTグループのもうひとつの稼ぎ頭、NTT DoCoMoタワーレコードの話。
まずはケータイでの楽曲試聴から--NTTドコモ、128億円でタワレコの株式42%を取得
では、
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タワーレコードNTTドコモは11月7日、ドコモがタワーレコードの第三者割当増資を引き受け、約42%の株式を取得することで合意したと正式に発表した。両社はまず、おサイフケータイを使ったドコモのクレジット決済サービスをタワーレコードの店舗で利用できるようにする。また、携帯電話を使った音楽配信サービスについても検討する。
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と明記されているので、そうか、タワーレコードは米国のタワーレコードも再生法だし、ドコモは au音楽配信分野ではちょっと遅れているような気配だからな、と思ったのは私だけではないでしょう。しかし
「ドコモとして音楽配信はしない」──タワレコ提携の狙いは
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夏野氏は、タワーレコードと携帯のユーザー層は重なっていると指摘。タワーレコード店舗がおサイフケータイの決済に対応すれば、おサイフケータイの魅力を若者層に分かりやすくPRできると狙いを語った。
 音楽配信に直接取り組むつもりはないとしたが「1800億円規模のiモードコンテンツ市場のうち、半分以上が音楽関連」(夏野氏)とし、携帯と音楽関連事業との相性の良さを強調した。
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という記事も出て、どこまでが本当なのかどうかわかりませんね。まあ i-modeよりは auタワーレコードよりは HMVの私にはあまり関係ないかも。

さて、ちょっと気になった今朝のニュースは「NIKKEI NET ITニュースメール」の中の
---JR東日本とローソン、「スイカ」で提携へ
 東日本旅客鉄道JR東日本)は電子マネー事業でローソンと提携する。
という話。あら、family mart に続き、lawsonでも使えるようになれば便利♪と喜んだのですが、ぬか喜びだったようで、リンク先に記事は存在しませんでした。どうしたのか・・・

まあ、各誌、面白い記事を書きたい、という気持ちはわかるのですが、事件にならないように気をつけねばなりませんよね。友人の独り言にあるように、信頼感を失ってしまっては、何のためのメディアだか・・・になりますしね