FMCでどう稼ぐ?

毎日、前日のニュースのフォローをしているようですが、きっちり追っかけないと、気が済まない性分なので。(←本当か?)

SUICAがローソンでも使えるようになる、というニュースは今朝の日経産業新聞には掲載されていました。
正式な発表は
「ローソン」でSuicaがご利用いただけるようになります
というJR東日本ニュースリリースで。
当分は
?歌舞伎町店 東京都新宿区歌舞伎町2-2-21
?歌舞伎町二丁目店 東京都新宿区歌舞伎町2-17-10
?百人町四丁目店 東京都新宿区百人町4-9-5
?下谷三丁目店 東京都台東区下谷3-20-17
?東池袋三丁目店 東京都豊島区東池袋3-7-8
?西五反田店 東京都品川区西五反田2-31-6
?大井店 東京都品川区大井4-17-16
?舟渡一丁目店 東京都板橋区舟渡1-12-12
?高田馬場駅前通り店 東京都新宿区高田馬場1-29-2
?高崎駅西口店 群馬県高崎市八島町222
という限定展開なので、使えるチャンスは少ないかも。

そういえば、SuicaEdyだをケータイに搭載する動きに続いて
ドコモ、独自のクレジットブランド「iD」を発表
という動きを打ち出しました。IT Mediaがかなり深堀しているので、詳しくは
ドコモの「iD」──各社の役割とメリット
“おサイフケータイクレジット”iDとは、どんなサービス?

こんなに動き回るNTT DoCoMoとは反対にちょっと腰が重く見えるNTTの再編については、今日、正式な発表ということですが、またも日経がこんな記事を書いていました。
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「仮想敵はヤフー」・NTTがネット事業再編
 「仮想敵はヤフー」。NTTグループがインターネット事業を再編する動きからは、ポータル(玄関)サイト最大手のヤフーと、親会社のソフトバンクの陣営に対抗しようという意識が透けて見える。
 ポータルサイト運営やコンテンツ(情報の内容)流通、プロバイダー(ネット接続)などのネット関連事業を、ばらばらの企業体が手がけているのが、現在のNTTグループの弱みだ。一方、ヤフー・ソフトバンク陣営はオークションやポータルといった強力サービスを柱に据え、インターネット接続サービス「ヤフーBB」まで含めて「ヤフー」という単一ブランドでユーザーを囲い込む戦略で着実に顧客獲得の成果を上げてきた。
 ソフトバンクプロ野球球団を獲得し、試合のネット配信に乗り出したり、携帯電話事業への参入を決めたりと、ヤフー・ソフトバンク陣営のサービス、コンテンツはますます厚みを増している。今回のネット事業再編の枠組みからは、今の「群雄割拠」スタイルではヤフー・ソフトバンク陣営に太刀打ちできないと見切り、「NTT」ブランドを前面に押し出そうという発想の転換が見て取れる。
 今回の再編では、ポータルサイト「goo」の運営を手がけてきたNTTレゾナントはNTTコミュニケーションズ(NTTコム)に集約される見通しだ。「goo」は主力の検索エンジンをはじめ、辞書機能やニュース提供、ブログ、音楽配信などインターネット上の多彩なサービスの入り口となってきた。NTTコムはポータルサイト運営とプロバイダー事業を統合的に運用することによって、相乗効果を狙うとみられる。
 プロバイダー事業もNTTコムに一本化するとみられる。現在はNTT東日本とNTT西日本のインターネット接続サービス「FLET’S(フレッツ)」とNTTコムの「OCN」、NTT東日本系のネット接続サービス会社ぷららネットワークス(東京・豊島、板東浩二社長)の3サービスが混在しているややこしい状況だ。
 3サービスはそれぞれが競合する関係にあるため、統合すれば、重複する投資や人員配置を避けることができ、結果的に競争力が増す可能性が高い。法人向けのサービスでもNTT東西、NTTコムがそれぞれ個別に事業を展開しており、営業活動が重複していたとされる。
[2005年11月9日/IT PLUS]
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まあ、今日の夕方のInternet Watchか、明日の日経BPで本当の発表の様子がレポートされることを祈りつつ。

さて、ISP再編は大変な仕事なのですが、乗り換えるのであればどこか? という調査結果が出ました。
ISPの乗り換え希望先、首位はOCN・拡大路線から転換したヤフーBBは2位
1位: OCN
2位: Yahoo!BB
3位: @nifty
4位: eo (ケイオプティコム)
5位: ぷらら
6位: BIGLOBE
7位: So-net
8位: DION
9位: BROAD-GATE01 (USEN)
10位: ASAHIネット
という順位を見るとそれなりに納得する部分はありますね。

通信業界の再編という話ではKDDIパワードコムが正式調印。
KDDIとパワードコムが合併契約書締結、DTIなどは東電に譲渡

KDDIは昨日付けで
「より一層、FMCの推進及び業務効率化を図るため、次のとおり組織変更を実施します。」という役員人事を発表しました。
合併期日は2006年1月1日の予定で、パワードコムから執行役員1名が就任するほか、東京電力からは取締役1名を派遣する予定、となっているので、またもシャッフルがあるのでしょうか。それともこれを強化する形になるのでしょうか。

ケータイの世界でも
携帯電話、3社の新規参入容認へ・総務省
携帯ビジネス、新規参入組に勝算は?
という中で
ヤフー、「Yahoo!モバイル」にモバイル版検索エンジンを導入
という動きが注目されるのでしょうね。どんなコンテンツもどんなメディアででも手に入れる。
それこそFMCの稼ぎ頭になるはずでしょうから、KDDIはどれだけ頑張れるのでしょう・・・