おっと、DoCoMoのPHSカードはどこに行ったのかな・・・

今朝の日経産業新聞は、
NTTの2006年第3四半期決算、IP系増収と音声系減収の傾向続く
という発表を
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NTT 今期、増収増益見通し、コンテンツ不足が課題
 米インターネット業界で検索サービス最大手のグーグルの勢いが突出している。昨年10−12月

期決算では売上高でネット通販大手のアマゾン・ドット・コムを下回ったが、純利益では他社を圧倒

。競合各社を上回るスピードで急成長を続けるなど、独走状態が続いている。
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という形で見ておりました。

NGNの注目アプリケーションは映像配信以外にある
という「記者の目」の記事の中に、FMCにおけるプレゼンス管理などを挙げていますが、本当にそうなのでしょうか?

早すぎた3Gが携帯電話メーカーの国際競争力落とした--齊藤・東大名誉教授
という記事の中で
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iモードの海外展開が初めの段階で失敗したのは,「キャリアとベンダー(端末メーカー),コンテンツ・プロバイダがいっしょに(海外へ)出て行かなかったから」と説明した。
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というコメントも出ています。

じゃあ
米Google、インターネット動画で過半数のシェアを獲得
ということを考えると、やっぱりコンテンツプロバイダ (GyaOとか) や検索エンジン提供企業に「ネットタダ乗り」論でいちゃもんをつけるのもいかがなものか・・・という話になるのでしょうか?

まあ、いまどきは、簡単なビジネスモデルは少ないから
座長と携帯電話事業者で意見対立,SIMロックなど議論する総務省研究会
というのも当然の成り行きかもしれません。

でも
“SIMロック解除”で安くもならないし便利にもならない──ドコモの中村社長
という一方的な姿勢はどうなのでしょ?

ドコモはある意味、iモードに踊った会社ですよね。それがゆえにPHS事業ももうすぐ終わり。
どこに行く? 終了間近の「NTT ドコモ PHS」ユーザー
を見ると、FOMAの定額制とかWiMAXとの統合端末を出す前にPHS事業を打ち切ったら、多分、ウィルコムがかなりの伸びになるだけ、という形になるのかも。

モバイル SNS「モバゲータウン」、サイト開設から約1年で300万ユーザー突破
という発表を見ても、定額制とか大容量モバイル接続を出したケータイ・キャリアが有利、という気もしますけどね。