本当にほしいもの? それとも国策?

今朝の日経産業新聞にも
「2010年度末に光契約2000万は困難」,NTTグループが目標を取り下げ
という記事が出ていました。
これは
NTT、フレッツ光契約数は1113.4万件。連結売上高は10.4兆円
という、三菱商事を抜いて、日本一の収益をあげる企業となったNTTの決算発表の中でのことらしい。

まあ、私もこのブログ (以前のエントリーを含め) 何度もFTTHの達成目標は無理だといい続けたのですが、それはもう少し、別のやり方を考えれば? という気持ちがあったのですがね・・・

NTT東西、リビングPC「光BOX」を6月発売。「光LINK」第2弾製品
のような、小手先のサービス提供ではもう望み薄はわかっていても、「数字の呪縛」から逃れたいから「断念」ですか。
うーむ・・・

さて、そんな行き詰まりの日本の固定回線よりも、もっと先を走ろうとしている韓国の記事が目につきました。

モバイルWiMAXで音声通話 韓国通信業界が渋々踏み出す一歩

まあ、Wibroは国策ですからね。
日本ではそこまでの政策はありません。いや、考えなおしますか、総務省さん?

日本のケータイ業界を
「ガラパゴス化」とは悪いことなのか
と開き直っていう方もいらっしゃいますが、実際
「へぇ、シャープってケータイ作っているんだ」
という話に限らず、端末をもっと使いやすく、輸出しやすくするよう通信事業者を説得できるのは、総務省だけでしょうからね。

ここに出てくる端末と同じかどうかはわかりませんが、私が持っているSBの922SHシリコンバレーの友人に見せたら、ものすごく欲しがっていましたもの。

まあ、端末も使い勝手と生活レベル相応という話ですかね

最高600万円もする携帯電話「VERTU」(1)
とか
最高600万円もする携帯電話「VERTU」(2)
てな記事は、別世界に思えますものね。

でも、ここまで思い切った企業戦略を取れる日本の端末メーカーはまだない。。。