よくわからない「安全・安心」

今朝の日経産業新聞
「NTTの独占回帰を招く」,光ファイバの1分岐貸しに電力系などが猛反発
と同じような記事が掲載されていました。
まあ総務省の意見募集にソフトバンクあたりが噛み付いたという事実がありますからね・・・

シンガポールでやっている【NGN Summit 2007】のレポートが色々出ていますが
隣のBB大国は
「NGNのアクセスはFTTHやWiBro,4G携帯だ」,韓国のKTが表明
と微妙なアプローチの違いが見えるかな〜

「NGNのビジョンをアジアで共有したい」, NTT主席研究員がアピール
という記事の中にも

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講演後の質疑応答では,「NTTはレガシーの交換機網からNGNへどうやって移行するのか」「NTTが使っている光アクセスの分岐技術は何か」「NTTのNGNに規制がかけられることで事業への影響はあるのか」などの質問が会場から投げかけられた。
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としごくごもっともな疑問が出るわけで・・・

企業ネット実態調査2007という日経の記事のシリーズで
[WAN編(前編)]光ブロードバンドが企業に浸透,FTTHは料金と機能の両面で高い評価
とNTT有利な記事もあれば、
[WAN編(後編)]採用予定の通信サービスは機能よりもコスト重視,NGNは8割が「割高なら利用せず」
とNTTには苦しいレポート・・・

まあNGNに関しては
第1回 NGNの認知度:企業の認知度は半分,個人は2割にも満たない

第2回 NGNサービスへの期待(企業編):通信速度保証サービスが圧倒的人気

第3回 NGNサービスへの期待(個人編):セキュリティ関連や「見逃し視聴」サービスに人気

第4回 NGNサービスに払ってもよい利用料:「品質保証」,「安全・安心」が上位

と読んでいっても、どこまでNTTが説明できているのか? と疑問になりますけどね。

今のBフレッツのどこかのスイッチを付け替えるだけで企業や個人につながっているネットワークがNGNに切り替わるわけではないですし、IPv6だ、SIPだ、P2Pだとわかっておかなきゃならない技術も色々あるわけですしね〜

誰か
(社)日本インターネットプロバイダ協会が出したISPから見たNGNの在り方
に出ている NGNブラックボックス部分をやさしく説明してくれないですかね〜