番号ポータビリティー制の導入は明日から

IT Mediaには
「MNP予約番号」の発行は10月24日午前9時から──受け付け時間に注意
という記事がドン! と出ましたし、読売新聞の
番号ポータビリティー制の導入前夜――料金、サービス、機能で顧客争奪戦
という記事も目立ちます。

でも
「番号ポータビリティ」に関するC-NEWS生活者調査
サービス開始10日前の番号ポータビリティ利用意向は8.9%
〜15歳以上のインターネットユーザー1,300人の回答結果〜
インフォプラント調べ
では、「番号ポータビリティ利用意向は8.9%」だし、別の直前調査では
MNPサービスの利用意向者が激減

有効回答数は6325人
今回の調査でのMNP利用予定者は全体の3.4パーセント。

MNPサービス利用予定者の割合は、現NTTドコモユーザーで3.2パーセント、現auユーザーで2.8パーセント、現ソフトバンクモバイルユーザーで8.4パーセントとなっている。
これらの利用予定者に「どの携帯キャリアに乗り換えるか」をきいたところ、現ドコモユーザーでは77パーセントがau、23パーセントがソフトバンクモバイル、現auユーザーでは75.7パーセントがドコモ、24.3パーセントがソフトバンクモバイルソフトバンクモバイルユーザーでは23.4パーセントがドコモ、76.6パーセントがauと回答した。

 「キャリアを変更したいと思わない」「現時点では分からない」と回答している9割の回答者に、キャリア変更を積極的に考えない理由をたずねたところ、トップは61パーセントの「現在のキャリアに満足している」となった。そのほか、50パーセントが「変更には手数料がかかる」、48パーセントが「メールアドレスが引き継げない」、46パーセントが「手続きが面倒」、42パーセントが「料金割引サービスが引き継げない」と回答している。

なんだそうな。さて・・・

【WPC TOKYO 2006】MNP時代を乗り切るキーワードは?〜キャリアやCPが討論
という記事も面白いのですが、結局、ユーザは面倒なことが嫌いだし、お金にはシビアということは確か。だからこそ

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携帯コンテンツ、会社替えても継続利用・ドワンゴが新サービス
 ドワンゴ番号継続制度を利用して携帯電話会社を変更する人向けに、一度購入した音楽やゲームなどのコンテンツを無料で再入手できるサービスを始める。24日から始まる番号継続制度では、携帯各社は同じ電話番号を使えるようにするが、購入した楽曲などは引き継がない。コンテンツも「持ち運び」を可能にすることで、携帯会社変更に伴う利用者離れを食い止める狙い。
 月内に携帯向けの無料ポータル(玄関)サイトを新たに開設。会員登録した利用者を対象にIDを発行し、購入履歴などを簡単に確認できるようにする。携帯会社を変更した利用者は、同サイトで購入履歴を確認し、必要なコンテンツを新しい端末に取り込むことができる。
[2006年10月23日/日本経済新聞 朝刊]
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という発表も出てくるのですが、遅いんじゃない? と思うのは私だけでしょうか。。。ケータイ端末を自分の意思とは関係無く変えざるを得なかった (故障とか紛失ね) 人間は誰しも思うことでしょうけどね。

さて、そんな中、何故かLivedoorのニュースでPHS関係が目につきました。
携帯電話からPHSへ(1)
とか
意外や意外、PHSの人気沸騰中
という記事なのですが、もちろん例のウィルコムの定額制や
W-ZERO3の仕掛け人が、あの行列の朝を振り返る
てな話ですよね。

通信サービスが成功するには?
というIT Mediaのブログに
「サービスを開始するに当たっては、最初が極めて肝心です。よくスモールスタートと言って、リスクを避けるために小規模に始めることがありますが、ITの世界では上手くいかないことが多いように思います。ポジティブスパイラルに持っていくためには、一回転ぐるっとまわすだけのイナーシャが必要です。iモードの成功要因の一つがサービス開始当初から必要なコンテンツ数と種類を揃えていたことだと評価しています。」
という部分があります。

私がどうしてもドコモのケータイを持ちたくない訳は、このiモードの成功に踊っていたDoCoMoPHSを軽んじたところから発生しているのです。そんな昔のことにこだわっているあんたも変だよ、と元の同僚によく言われますが。でもね、私は一目ぼれのタイプなので、第一印象が悪い人間を好きになるまではとっても手間がかかるのですよ。