NTT東の新しいCMはキムタク単独出演

クリスマスといえど昨日は日曜日。日曜日の午後は、サザエさんを見て憂鬱になる、という「サザエさんシンドローム」にはかかっていないが、あまり外出をしないで身の回りを片付けるのが習慣になっている。

さて、そんな感じでぼんやり見ていたテレビでNTT東日本のフレッツの新しいCMが目についた。
木村拓哉が自宅で4thMediaが放送しているアニメで泣く、というストーリー。そんなCMを見てこんなニュースを思い出すのも自分としてどうかな。。。と思いつつ。

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光ファイバー事業、東電とKDDIが一体運営へ
 東京電力は24日、光ファイバー事業に関し、情報通信分野で包括提携を結んでいるKDDIと一体運営する方針を明らかにした。
 東電が「TEPCO(テプコ)ひかり」ブランド、KDDIが「DION」ブランドでそれぞれ展開している光ファイバー事業を一体化し、NTTグループの追撃体制を整える。
 両社は月内に一体運営に関する準備委員会をそれぞれ設置し、来年3月までに、東電の光ファイバー部門をKDDI本体に統合するか、新たに合弁会社を設立するかを決める方針だ。
 東電の光ファイバーの契約件数は9月末現在で22万件で、今年3月末に比べて約70%増えた。「Bフレッツ」ブランドで先行するNTTグループの契約件数は264万件で、水をあけられており、営業面を強化するため、KDDIとの一体運営が必要と判断した。
 KDDI光ファイバー事業は、独自の回線を持たず、NTTから回線を借りている。契約件数は14万件にとどまるなど伸び悩んでおり、自前回線を持つ東電との一体運営を決断した。
 東電とKDDI光ファイバー事業を一体運営すれば、契約件数は36万件と、「USEN光」ブランドで第3位のUSENの41万件に肉薄する。
 東電とKDDIは10月に情報通信分野で包括提携を締結し、来年1月、KDDIが、東電子会社で通信大手のパワードコムを吸収合併することで合意している。
(2005年12月25日3時1分 読売新聞)
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1月1日付けで合併して、どこまで派手に光ファイバ事業をPRできるのでしょうかね・・・

東京電力は光ファイバで「暮らしのサービス」をめざす
KDDIと東京電力、統合サービスを前に「KDDI&TEPCO 光キャンペーンプラン」の提供開始

とはいえ、新宿駅東口で先日、怪しい「TEPCOマン」を見かけた他はあまり目立った動きが見られないような気がするが。
NTT東にはSMAPという、ネットでは使えないがテレビには強いタレントがいるのだから、あのCMソングだけではだめでしょうに。

さて、矢野経済研、インターネット接続市場の金額成長率は2010年で横ばいに
の中で
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同社では「0AB〜J」番号を利用したIP電話サービスの登場によってFTTHを中心にブロードバンドサービスの加入者は急速に伸びている一方で、金額ベースでの成長率は年々鈍化する傾向にあると指摘。その要因として、価格競争などによる顧客1人当たりの単価(ARPU)が減少傾向にある点、FTTHなどのブロードバンドサービスの新規加入者がナローバンドやADSLなどからの乗り換え層が多い点を挙げている。
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と報告されているが、今読んでいる本にはちょっと違う意見が書かれている。
本当にFTTHの魅力が訴求できていないから、ADSLからの乗り換えが思ったほど進んでいないので、NTT Bフレッツの最近の伸びも一過性のものと考えているアナリストもいるという。
なぜなら、光ファイバはやはり工事の手間がかかるので、申し込んでもキャンセルする人間も少なくないとか。
その点ではWiMAXという切り札がFTTHの脅威になるかも・・・・というお話。
あら、NTTはまだWiMAXをどうするか方針が見えていないけど、KDDIは着々と進めているはず。
うーむ、2010年までにはかなり予想とは変わったBB接続図ができるのかな?