auはひいきだがKDDIのBBは・・・

総務省、NTT東西シェアがFTTHで2%、0AB〜J番号のIP電話で6%増加
ということは
電気通信事業分野の競争状況に関する四半期データの公表(2006年度第1四半期(6月末))
が発表されたのね、と総務省のページへ。以下、今回の発表の概要です


1 固定通信
(1) 加入電話(NTT加入電話、直収電話、0ABJ-IP電話、CATV電話の合計)の契約数では、NTT東西が91.6%(前期比1.1%減)のシェアを占めています。
(2) IP電話全体の利用番号数では、ソフトバンクBBの39.8%(前期比2.2%減)、NTTコミュニケーションズの24.9%(前期比0.7%増)に次いで、NTT東西が11.6%(前期比3.8%増)で初めて3位となりました。
 また、0AB〜J番号利用数に占めるNTT東西のシェアは69.0%(前期比6.4%増)となり、増加幅が目立っています。

うーん、だからこそ、先日のNTT東のIP電話の障害はどうよ! と言われるわけで。


2 移動体通信
 携帯電話・PHSの契約数では、NTTドコモグループが53.6%(前期比0.2%減)、auグループが26.6%(前期比0.2%増)、ボーダフォンが15.6%(前期比0.2%減)、PHSが4.2%(前期比0.1%増)となり、携帯電話の上位3社ではauグループのシェアのみ増加しています。


おっと、番号ポータビリティ前哨戦はやはりauですか。昨日から「ソフトバンク」になったボーダフォン
新生ソフトバンクモバイルの全貌(1)ヤフー頼りが鮮明に,秋・冬商戦に秘策なし

「ケータイでもパソコンと同じように,本物のインターネットが楽しめるように。なんでもできて,どこにでもいける,そんなインターネットの常識をケータイに」――。9月28日,ソフトバンクモバイル(説明会当時はボーダフォン)の2006年秋冬新製品・サービス説明会の冒頭に流されたビデオの一節だ。ソフトバンクモバイルが携帯電話戦略の中心に据えたのは,このビデオの一節が示す通り「インターネット」である。

とあちこち、やっぱりあまり評判は高くないですからね。。。

携帯を買うタイミング
でもじっくり読みましょうかね。


3 インターネット接続
(1) DSLの契約数(全国)では、NTT東西は39.2%と前期から変化がない一方、BBテクノロジーは35.1%(前期比0.3%増)となっています。
(2) FTTH(光ファイバ)の契約数では、NTT東西が64.6%(前期比2.0%増)、電力系事業者が15.6%(前期比0.2%減)、USENが8.0%(前期比0.7%減)となり、NTT東西のシェアの増加傾向が続いています。
 なお、戸建て及びビジネス向けではNTT東西が75.0%(前期比0.7%増)、電力系事業者が21.7%(前期比0.5%減)、集合住宅向けではNTT東西が50.6%(前期比3.8%増)、USENが17.5%(前期比1.6%減)などとなっています。NTT東西の集合住宅向けでの増加幅が注目されます。


先週末、ヨドバシに立ち寄って、新しいVAIOを買おうかな、と売り場をのぞいたら「OCN光なら●●●円引き!」というPOPが・・・うわーっ本当にNTT東西は必死ですね。以前はこうしたことはYahoo! BBDIONだったのですが。さて、そのKDDI

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KDDI、東電の光通信事業を買収・07年1月
 KDDI東京電力光ファイバー通信事業を2007年1月に買収することで東電と大筋合意した。KDDIは買収対価として自社株を東電に割り当てる方向で、買収額は1000億円強に相当するもよう。光通信サービスは高速インターネットが利用可能なため市場が急拡大している。KDDIは東電が持つ光回線設備と顧客基盤を手に入れることで、先行するNTTを追い上げる。
 両社は今年4月に光通信事業を統合する方向で基本合意していた。東電は事業そのものの売却まで踏み込み、赤字の通信事業から事実上撤退することにした。
[2006年9月30日/日本経済新聞 朝刊]
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という記事が今朝出ました。まあそれに対し
KDDI,東電とのFTTH事業買収合意は「若干遅れている」
とのコメント有り。
FTTHが本当にKDDI事業に必要なのでしょうかね・・・
まあ、
FMC(Fixed-Mobile Convergence)サービス導入に向けた電気通信番号に係る制度の在り方について 情報通信審議会への諮問
という政府の動きもあるのだから、やっぱり大手通信キャリアとしては進むべき道なのでしょうけどもね。
auで稼いだ金をBBで使ってしまう、というのはちょっと違う気もしますけど。