今度は本気のビジネスモデル?

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スカイプPHS」いきなり人気
 PHSの「復活」が鮮明になっている。音声通話の「かけ放題」サービスで快進撃が続くウィルコムは14日に発売したシャープ製の新端末「W−ZERO3」用に、パソコンとのデータ通信も含めたパケット通信の定額料金も導入。日経BPとGfkのランキング調査によると、新端末は発売前の予約販売だけで5位に急浮上した。ウィルコムの直販サイトはアクセス数が殺到して一時普通になり、大手量販店には行列ができた。
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これは今朝の日経産業新聞の記事。ウィルコムはしっかりPHSの道をきわめていますね。

ウィルコム、「W-ZERO3」向けにPHS・無線LAN接続切替ツールを無償提供
という気遣いもあり。

さて、日経産業新聞にはもうひとつ、PHSの話題が出ていました。それはその昔、NTT DoCoMoが出したPHSのマルチメディア端末。今のスマートフォンの原型だと思えます。
NTTドコモ、PHS向けMPEG4動画配信サービス開始 対応端末「eggy」も発売>

2000年11月、つまり5年前にこんな機器を出して、でも売れなくて。。。何が悪かったのか? もちろん、NTT DoCoMoPHSを売る気がなかったからです。
ドコモ夏野氏、「携帯電話市場はまだまだ大きくなれる」
から読み取れるように、5年前は、iモード全盛だし、FOMAもあるし、PHSなんてそんなもの、NTT Personal という会社を買ったから仕方なく持っているのよ、といわんばかりにほとんどプロモーションもしなかったわけです。
ウィルコムの全身のDDIポケットは、定額制のPHSで生き残りを図り、定額制の通話サービスで差別化を図り、そして今回はVoIPとの融合をはかっているのです。

NTT DoCoMoという巨大企業が目先のことだけに振り回された結果がこうしたニッチ市場の成功を生み出しているのですよね〜。

NTT DoCoMoFOMAVoIPで一歩進んでいる、という見方もあるかもしれませんが、ではたかがPHSを買うのに徹夜するユーザがいる、という部分をどう考えるのでしょぅかね?

さて、そんなNTTvsその他の通信事業者の抗争を書いた本を読みかけているのですが、なかなか面白い。

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ソフトバンクとヤフー、動画配信で先行USENを追撃
 ソフトバンクとヤフーは19日、テレビ番組などの動画コンテンツ(情報の内容)をインターネット配信する共同出資会社を設立したと発表した。新会社が国内外のテレビ局から動画コンテンツを調達し、ヤフーの動画検索サイトに供給。同サイトの動画コンテンツ数を4千本から10万本に拡充した。スポーツなどの生中継を特徴として、先行するUSENの「GyaO(ギャオ)」などを追撃する。
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という日経産業新聞の記事になった
ソフトバンク、動画配信を本格化 テレビ各局も参加検討
という発表の中で

" TARGET="_blank">孫社長「『テレビ局の支配』がはやっているが……」
と大人の発言をしている孫さんのことなども書かれています。

まあ、一般の方ならば
テレビ番組情報サイトで、年末年始の特番を網羅しよう
なんて手間をかけずに簡単録画ができる TiVoの秘密を
Internet magazine
で読む方がいいかもしれませんが・・・