具合が悪いから

熱が出て、薬を飲んで寝て、ようやく外に出られる程度まで復活したので病院へ行った。バスに乗らなければならないが、かなり長い間、通っている病院の方がいいと思った。でも、診察券も出したのに、まるで初診のように問診票を書かされた。それも2回も。名前を呼ばれて、診察室のそばで待機。ベテラン看護婦が「大丈夫?」と顔を覗き込む。「具合が悪いから病院来てるの・・・」そう言ったら診察室の中からあわてた先生の声。。。。
彼女の病院が悪いのではないと思う。厚生省の指導がこの頃、うるさいらしい。うちの母がインフルエンザの予防接種のために別の病院へ行った時も色々問診票を書かされて嫌だったと言っていたから。
この病院には以前、東洋医学というか鍼・灸をしてくれる部門が併設されていた。だから今回のように関節に熱がたまっていたときはそちらに行って、直してもらったことの方が多かった。だって具合の悪さをわざわざ口で説明しなくて済んだから。でもそういう併設も厚生省の指導で出来なくなった・・・
じゃあ、せめて患者の履歴をきちんとデータベース化してくれないものなのでしょうかね。来年度からまた制度が変わるというが、こういう根本的なところにお金をかけ、IT化する計画がどの程度動いているのかとっても疑問・・・
世の中、おサイフケータイで電車に乗れる時代。
保険証を出せばどこの病院へ行ってもカルテが共有されるってのは夢の夢かしら。
日本政府は、先進国の中でも e-governmentがうわっすべりなことで有名ですからね。

どこまで実行されるのか
[解説]医療制度改革、4年前の「絵空事」に着手