定額じゃなければ動画なんて見ないかも、ですが・・・

今朝の日経オンラインで
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ネット動画視聴状況、測定基準統一へ合意 ヤフーなど5社
 ヤフーやマイクロソフト日本法人(東京・渋谷)など動画配信を手掛ける有力企業が、動画の視聴状況を測定するための統一基準作りに乗り出す。これまでは各社が独自基準で測定していた。基準の統一で広告主の企業は視聴状況を客観的に比較でき、広告出稿を決める際の判断に役立つ。
 ヤフーなどのほかUSEN、NECビッグローブ(東京・品川)、ネット視聴率調査会社のビデオリサーチインタラクティブ(東京・千代田)の計5社が基準統一で合意した。参加企業の動画配信でのシェアはサイト訪問者数ベースで9割に達し、事実上の業界標準になる公算が大きい。
[2008年7月31日/日本経済新聞 朝刊]
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という記事。まあ、測定基準が統一できれば、もう少し、それを広告業界にアピールできるかもしれませんしね。

さて、でもこうして動画配信が進むとやっぱり問題になるのがトラフィック管理の問題。
Is the FCC closing the barn door too early?
は、P2PをDPIという技術で締め出すなんてけしからん! というFCCの判断はどう? という記事。

でも、実際にトラフィック増に悩む事業者としては
従量課金へ先祖返りをもくろむ米プロバイダー業界
てな気持ちなのでしょうけどね。

では、日本はといえば、総務省が出した
情報通信白書平成20年版
の中に
(5)我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算
という項目がありますが、そこには「平成19年11月時点の国内ISP6社3のブロードバンド契約者のトラヒックについては、ダウンロードトラヒックが月間平均で約340Gbpsとなり、3年間で2.6倍となった。」という記述があります。料金は定額でARPUが伸び悩んでいるキャリア・ISPはやはりこの記事と同じ気持ちなのかも、ですね。