ネット「大航海」には羅針盤が必要かも

携帯各社の有害サイト閲覧制限 過剰規制に歯止め 総務省方針
という報道があった
インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会(第3回)
ですが、
「オン・オフだけのフィルタリングは無益」施策の再検討を求める声も
とか
フィルタリングで使えなくなったモバイルコンテンツの行方は?--総務省研究会から
という物議をかもし出しているようですね。

公式サイトしか認めない
ドコモ、有害サイト閲覧制限の見直しを検討
するのは、今後のケータイ大国日本の現状維持から考えても当然といえば当然でしょうけど、そのさじ加減が難しいのは、ケータイに限らない話。

昨日、ITPro Expoという展示会に行き、もっぱらファイルサーバとセキュリティ関連のみ、という展示内容にちょっとうんざりして帰ってきました。
まあ、KDDIブースの WiMAX 関連のセッションや、メインステージでの iPhoneのセッションに人だかりがしているのは見かけましたが、今の時期、ニュースで読む以上の内容が聞けるわけではない、という部分もあったのですけどね。

昨日、チェックした
【ITpro EXPO 2008】「インターネットにも道路標識が必要」,セキュリティ相談室を開催
というセッションの中で、『永遠のビギナー』対策を、ということが叫ばれていました。

だからこそ
あなたの身近なセキュリティ
第1回:「安全にインターネットを使うため」には何を行なえばよいだろうか?

という特集も必要なのでしょうが、
2007年後半のWeb攻撃、過半数は「正規のサイト」を踏み台に
とか
内容充実の「スパイウエア対策サイト」、実はウイルス配布サイト
という記事を読むと、何を信じていいかわからなくなりますよね。

迷惑メール情報を事業者間で共有、日本データ通信協会が窓口設置
と頑張らねばならないISP

でも相手は
出会い系、ネット通販、オークション・・・横行する「ネットさくら」
でもなんでもありの、儲けをたくらむ人間ですから、そんな簡単な話ではありませんよね。

まあ、
ニフティ伊藤求のセキュリティ・スコープ
というコラムを何人かが真剣に読んでくれることを祈りつつ・・・