キラーコンテンツはディズニー? それとも

本日は新聞休刊日。なので、オンラインでニュースを読んでいたら
SprintとClearwire、WiMAXネットワーク共同構築計画を「白紙」に
という速報が目につきました。「共同構築」はかなり面倒ですからね。

さて先週、ソフトバンクの記者会見の際にやはりWiMAXのことは質問されたようで
ソフトバンク・WiMAXの件の回答
のように歯切れの悪い回答しかできませんよね。今の状況では。

さて、そんなソフトバンクにとっては株価を上げられるようなニュース。
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ディズニー、携帯参入・ソフトバンクの回線借り
 米娯楽大手ウォルト・ディズニーは来春をめどに日本の携帯電話市場に参入する。既存の通信会社から通信網を借りてサービスを手がけるMVNO(仮想移動体通信事業者)という手法を使う計画で、ソフトバンクモバイルから回線を借りる。インターネット接続大手のインターネットイニシアティブ(IIJ)もNTTドコモと組んで参入する計画。異業者が新手法で参入することで携帯市場の寡占が崩れて競争が激化、消費者にとって端末やサービスの選択肢が広がる。

 ディズニー日本法人とソフトバンクは携帯電話事業での包括提携で大筋合意した。ディズニーが通信網を借り、全国で一般消費者向けの携帯電話サービスを始める。ソフトバンクと専用端末を共同開発して携帯メーカーに製造委託。ソフトバンクの全国2400店の販売店網で売る。利用者は販売店に出向き、ディズニーと契約を結ぶ。
[2007年11月11日/日本経済新聞 朝刊]
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という話を今朝のJ-Waveでもピックアップしていました。
ディズニーはMVNOアメリカでやったのですが、わずか1年で断念。でもJ-Waveでも言っていましたが、アメリカのケータイではできることも少ないし・・・
その点、かなり高性能のケータイが当たり前の日本ではちょっと違うかもしれない。
そうですよね。東京ディズニーリゾートの運営を長年ウォッチしていますが、本国アメリカより好調の時もあるし、フランスとか中国本土とは比べ物にならないくらい、ファン層の厚さとアピールのうまさがあります。
でもきっと子供向けではなく、若い女性向けのケータイ端末なのでしょうね。だって、稼ぐためには20代〜30代の女性のおサイフでしょうから。

さて、もうひとつ先週末に気になったニュースは
NTT、FTTH加入者目標引き下げ “光大国”座礁しかねず
という記事。いや、このブログの中で何回も書いてきていますが、3000万という数字は正気ではないです。
この記事の中に
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三浦社長は「光回線の需要をさらに伸ばすには(映像などを楽しめるBフレッツに)キラーコンテンツ(人気の高いサービスなど)が必要な時期にきている」とし、「映像を中心とした新サービスで需要を喚起したい」と強調した
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というコメントが書かれていますが、これも今更・・・です。

Bフレッツも一時期はものすごいキャンペーンをしていて、最近はそのキャンペーンもちょっと息切れ状態なので、FTTH料金を値上げするISPも多くなり、
朝日ネットが中間決算発表。集合住宅向けFTTHの値上げ予定はなし
という発表がおおっ!と思えるほどですからね。

さて、秋晴れの一週間。今週は心もすっきりとしたニュースばかりだといいのですが。