次世代キャリアはケータイかNGNかそれとも・・・

昨日のエントリーを補足するような記事を見つけました。

番号ポータビリティ開始から1年──KDDIのMNP純増数は123万2200件
という発表があり、その中に

なおNTTドコモソフトバンクモバイルは、このような速報値を発表する予定はないとしている。

という一文が書かれています。

でも今朝の日経オンラインでは

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NTTドコモ、営業減益に――9月中間、顧客流出超過響く
 NTTドコモの2007年9月中間期は連結営業利益(米国会計基準)が前年同期比2割前後減り4000億円台前半となったようだ。中間期の営業減益は2期連続。同社は中間期の業績予想を公表していない。番号継続制(MNP)に伴う顧客の流出超過が響いた。顧客増を背景に中間営業利益が6期連続で過去最高を更新したKDDIとの方向性の違いが目立つ。

 NTTドコモは06年10月24日に始まったMNPで苦戦。MNPを使った事業者間の移動状況は4月以降、3社で唯一の流出超過となった。流出超過は9月末までの累計で109万件強となった。
[2007年10月25日/日本経済新聞 朝刊]
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と書かれていますね。

まあこのあたりは
番号ポータビリティ1年、携帯業界に変化の兆し
という記事でもじっくり読みながら・・・でしょうけど。

さて、私は昨日の午後
Cisco、WiMAX企業のNavini Networksを買収
という記事を見つけ、いつものようにこの Navini という会社を調べてみました。Ciscoの昔のライバル Nortel 出身者が経営層に多く、日本では
イー・アクセス、モバイルブロードバンド実現に向け「TD-SCDMA(MC)」採用
という記事の中で、イー・アクセスと戦略的提携をしたと書いてあります。

今朝の日経産業新聞には
2.5GHz帯の免許申請は4社,今後最大2社に絞る
という話題に触れ、本当にイー・モバイルWiMAX をやる気があるのか? てなことが書かれていました。

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ロイター、「発起人会社」取締役にイー・アクセスの千本会長
 【ロンドン=清水泰雅】英メディア大手ロイターは22日、経営判断に事実上の拒否権を持つ独立組織「ロイター発起人会社」の取締役にイー・アクセスの千本倖夫取締役会長が就任したと発表した。フレン・ギンワラ元南ア下院議長が退任するのに伴う人事。IT(情報技術)業界の経営者としてメディアのデジタル化などについて助言する。
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と今週初めに海外からもその通信業界での手腕を高く評価されている千本さんと孫さんのツー・ショットが提携発表時に見られなかったので、本気度が疑問視されているのでしょうか? うーん、ケータイ部分と WiMAX 部分がどこまで資産共有できるのかのそろばんですかね。