NGNは Trick or Treat?
今朝の日経産業新聞には
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ＮＴＴ、投資回収見えず、次世代網ＮＧＮ許可申請
ＮＴＴは２５日、安定した高速通信が可能な次世代通信網（ＮＧＮ）を２００８年３月に商用化すると発表した。提供エリアでは従来の電話やインターネット接続に加え、ステレオ音質の電話や高画質の映像配信などのサービスが受けられるようになる。ただ、いずれのサービスも従来の延長線上にあるものばかり。投資を回収する新たなビジネスモデルは描き切れていない。
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と、きっつーいコメント入りの記事が出ていました。
これは、
NTT東西、NGN商用サービスの2008年3月開始に向けて認可申請
という発表を受けたものですね。
一方で
NGNに向けてFTTHの普及をさらに速めたい、NTT副社長ら講演
という記事も出ていましたが、彼らがどこまでできるのか? 結局、ISPなどが販売するわけでしょ?
で、ISP側の発表としては
So-net中間決算、BB会員数は108万人もFTTHの純増ペースは鈍化
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接続事業のうち、ブロードバンド接続サービスの会員数は前年同期比で14万件増の108万件となった。内訳はFTTHが16万件増の55万件、ADSLが2万件減の53万件で、FTTHとADSLの会員数が逆転した。
一方、FTTHの純増数を2008年3月期の第1四半期と第2四半期で比べると、第1四半期が5万件だったのに対し、第2四半期は3万件とペースが落ちている。この点について、同社の吉田憲一郎 代表取締役社長は「減少傾向にあるADSLに加えて、FTTHも伸びが減速してきている」とコメント。また、7月に集合住宅向けプランの値上げを発表したことで、同プランへの新規加入に影響が出ているとした。
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という、ちょっとうーんと唸りたくなるような状況。
最近ポータルを色々賑やかにして話題が続いている
ニフティ中間決算、FTTH会員は90万人に。利益は減少傾向が続く
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ブロードバンド会員数は、前年度末から3万人増の168万人で、このうちFTTH会員は7万人増の90万人。集合住宅向けのFTTHで値上げを行なったことから新規獲得が伸び悩んだ
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とこちらもイタタ・・・状況。まあ、接続売り上げが落ちるからこそポータルをどうにかして広告収入などを期待するという話なのでしょうけどね。
でも、この2社のFTTH値上げは馬鹿にできない減少につながっていると思いますよ。だって、私の兄や姉のところでも nifty だったのですが、この値上げを契機に biglobe なりに異動していますからね。
Biglobeの決算を見てみたいな。
Biglobe は接続会員に比して、こんてんつ会員などそれ以外の会員数が多いというイメージなのですが、NTTにしてもISPにしてもコンテンツ不足を嘆く声が多いですね。
私が今、ちょっと気になっているのは
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ＪＣＯＭ、京都の同業を買収へ――新たな営業エリアに
ＣＡＴＶ最大手のジュピターテレコム（ＪＣＯＭ）は25日、同業の京都ケーブルコミュニケーションズ（京都市）を買収すると発表した。11月下旬に筆頭株主の富士通が保有する株式を買い取り、その上で2008年１月末に他の株主から追加取得して過半数を確保し、連結子会社にする。京都市を新たに営業エリアに加え加入世帯数を伸ばす。
京都ケーブルの発行済み株式の46.64％にあたる３万9798株を、富士通から取得する。取得金額は非公表だが10億円強とみられる。オムロンや東レ、京セラなど他の株主の出資分も買い取りを目指す。
[2007年10月26日/日経産業新聞]
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とか
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ＪＣＯＭや東北新社、番組供給の新会社
ＣＡＴＶ最大手のジュピターテレコム（ＪＣＯＭ）は同2位のジャパンケーブルネット（ＪＣＮ）や東北新社などと共同出資で、番組供給会社を11月に設立する。ＮＨＫとも協力し、大河ドラマなどの番組をＣＡＴＶやＣＳ放送向けに供給する。2011年のデジタル放送への完全移行をにらみ、業界各社が連携して有料放送の視聴者拡大を狙う。
新会社「チャンネル銀河」の資本金は約2億円。7割を出資するＪＣＯＭを含めて10社程度が出資する予定。08年4月をメドに、ＣＡＴＶやスカイパーフェクト・コミュニケーションズのＣＳ向けに、ＮＨＫの旧作を中心とするドラマやドキュメンタリー番組などの供給を始める。
[2007年10月26日/日本経済新聞 朝刊]
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とかの動きがあるCATV。もちろん寡占化が進んでいて、大きな動きがあるのはJCOMや @NetHome/ZAQのような会社だし、JCNはKDDIの傘下ですけどね。
今週末は天気も悪いようだから、テレビでも見ながらこんなことを考えるのも一興かも。いや、週末くらいこんな業界動向から離れた方がいい?
