KDDIの決算発表は秋晴れとはいかず・・・

CTB メディアと KDDI が提携し、固定電話サービスを12月開始
というニュースを見かけました。

昨年2月に
KDDI,ケーブルテレビ大手JCNを傘下に
てな発表があって、これはその延長なのでしょうかね。

NTT東西のFTTHシェアが70%突破、総務省調べ
という07年6月末時点の発表があったのは今月1日。
どうしても、FTTHの伸びとかDSLの減少に目が行きがちなのですが、
・ブロードバンド全体(DSLFTTH、CATVインターネットの合計)の契約数はで2,715万
DSLの契約数1,379万
FTTHの契約数は966.3万
ということは、CATVインターネットは369.7万?

9月に発表された
ケーブルテレビ事業者共同による プロモーション組織「光ハイブリッド・フォーラム」の設立について

イッツ・コミュニケーションズ株式会社
多摩ケーブルネットワーク株式会社
東京ベイネットワーク株式会社
ひまわりネットワーク株式会社
横浜ケーブルビジョン株式会社
の5社と参加社数は少ないのですが、ケーブルTV総接続数では1,053,795 と軽く思えない数字ですよね。

さて、KDDI
2006年1月に株式会社パワードコムと合併
2007年1月、東京電力FTTH事業統合を完了
そして
2007年9月27日、DIONからau one netへのブランド変更
という動きでどこまでケータイ以外の部分を伸ばしていけるのでしょうか。
さっき発表になった
2008年3月期上期の決算総括
では、
・固定通信事業売上は前年同期比-2.2%と減収(ただし、グループ外売上ベースでは+3.3%の増収)。営業利益は295億円の赤字。
・移動通信事業(auツーカー)は引き続き好調であり、新サービスの拡販途上にある固定通信事業の営業損失を吸収し、売上は前年同期比+8.1%、営業利益は同+8.8%の増収・増益。
と、あいもかわらず、苦しい部分が出てきています。
この総括の中でも
KDDI連結子会社であるJCN(MSO)は首都圏を中心に傘下にCATV13局を展開。
(9月末時点)
KDDIはCATVのトリプルプレーを支援すべく、ケーブルプラス電話を提供。
(30局、9月末時点)また、7月よりVODサービスも開始。
という部分は書かれていますが、どこまで本当に auのブランド力が固定を含めたコンシューマーマーケットでの有利点となるか・・・
いや、WiMAXとか始まってしまうと、そのあたりの切れ目もびみょーになるのでしょうね。