自宅の上りトラフィックは写真投稿程度だから

総務省調査、NTT東西のFTTHシェアは67.5%、0AB〜J番号IP電話は75.6%に

総務省の報告書のpdf
をまとめた記事なのですが、総務省も、そろそろこうした数字のとりまとめだけで終わる、という部分も考え直した方がいいのではないのでしょうかね。
まあ、その数字を元に色々言うのは、どこぞの総研なのかもしれませんが
J:COM、160Mbpsのネット接続サービスを関西エリア各社で開始
のような、何かしらの動きとあわせて考えなければ、動向は数字だけでしかなくなるのでしょうに。

そういえば
経産省、出会い系サイト「withyou」などの運営会社2社に業務停止命令
みたいな、ネガティブな話の統計を出すのは、IPAなどの下部団体ですよね。どうしてなんだろう。

Web2.0に関する数字もここ一年見ていないような・・・

もう世の中は

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動画共有サイト運営業者、収益確保に知恵比べ
 インターネットを使って動画を流す動画共有サイトの運営業者が収益化を狙った新サービスに相次ぎ乗り出した。地域情報を配信して広告を募ったり、動画共有システム自体を売り込んだりと各社各様だ。1年間で利用者が10倍に膨らむ一方、違法動画が問題視され、企業は広告出稿に二の足を踏みがち。運営業者は収益を確保する仕組みづくりを手探りしている。
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DeNA、携帯サイトで小説など投稿可能に
 インターネット競売のディー・エヌ・エー(DeNA)は23日、携帯電話向けのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト内に、利用者が書いた小説や詩などを投稿できる機能を設けたと発表した。無料で遊べるゲームなどの従来コンテンツに加え、利用者参加型の情報を充実させることでサイトの閲覧増につなげる狙いだ。
 DeNAが運営するSNSサイト「モバゲータウン」内に投稿コーナー「クリエイター」を開設した。クリエイターはモバゲータウンの利用者専用の作品投稿コーナーで、利用者は作家活動用のペンネームを持つことが可能だ。
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インクリメントピー、街情報を地図サイトで共有
 パイオニア子会社で地図情報サービスのインクリメントピー(東京・目黒、森秀一社長)は生活地図サイト「マップファンウェブ」上で、利用者が地域にまつわる知識や情報を投稿し、情報共有できる「みんなの街じまん」を始めた。
 マップファンウェブの「観光楽地図」のカテゴリーをクリックすると投稿フォームへの移動画面が表示され、日本全国どの地域についても、会員登録などをせずに自由に投稿できる。投稿者は今まで訪れた街の特徴や印象、地域の雰囲気などの情報を書き込める。閲覧者は旅行や引っ越し、出張などで新しい街を訪れる際の参考情報を得られる。
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てな話が日経産業新聞の紙面を随分占めたり

News Corp.とNBCがビデオ配信サービス、米ネットユーザーの96%をカバー
とか
メディア企業の動画サイトは「YouTubeキラー」か?
とか
TV Guide、ネットビデオ検索を立ち上げ
とか、活発な動きをしているアメリカの話がオンラインで飛び交ったりしているのに・・・

Blog 定期リサーチ(30)最終回:2007年3月23日――Blog 「役に立つ」と思うのは40代
という調査とか、ブログを
PASMOについて約7割のブロガーがポジティブに評価、日経リサーチ調査

を見ても、もうブログが一部の人間に引っ張られているメディアでないことは見えているのですから、本格的にこうしたWeb2.0の動きとか、上りのトラフィックとかを考えるのも総務省の仕事ではないのでしょうかね。。。

さて、ブログの話に戻って
ビジネスパーソンがブログを書くときに気をつけたい4つの問題
の中では、あいも変わらず、匿名性の話が出てきましたが、私にとってはネットの実名は未だに微妙ですね。

韓国では大手のISPは実名での投稿を促す、という動きになっているようですが、日本では総務省がそんなに強い動きをしない限りは、限りなく本人特定がしやすい匿名かな。。。