何のためのインフラ提供?

携帯・PHSが1億契約突破,ドコモ実質減でソフトバンクは16万増
という記事のせいなのか、「これでケータイも一人一台の時代ですね」というコメントをラジオで聞いたが、いやいや、昨日のたばこの自販機にFOMAという話にもあるように
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一方でNTTドコモは不振。かろうじて契約数は7000増と純増を維持したが,内訳を見ると機器などに組み込む通信モジュールの契約数が3万1900純増した。つまり音声やインターネット接続サービスといった通常の携帯電話の用途では実質的には純減したことになる。携帯IP接続サービスの契約数では,NTTドコモの「iモード」は2400の純減となった。KDDIの「EZweb」は26万600の純増,ソフトバンクモバイルの「Yahoo!ケータイ」は11万4300の純増のため,1月の商戦はNTTドコモの一人負けだったと言える。
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という内訳。うーん、でも
1月のMNP増減数でもKDDIがトップ,NTTドコモの一人負け
と好調な会社が
KDDI、解約者情報を記録した光磁気ディスク紛失でお詫び
てのはいただけませんね〜。

さて、明日、のぞきに行こうかと思っている展示会で
アッカ・ネットワークスがモバイルWiMAXをデモ──基地局やアンテナの展示も
てなものが見れるらしい。

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なおアッカ・ネットワークスでは、総務省から無線免許が取得できた場合、既存のキャリアとは異なり、地方からのエリア展開を目指すとしている。地方自治体や公共サービスなどとの共同事業としてエリア展開を開始し、デジタルデバイド地域へ衛星とWiMAXを組み合わせたサービスを提供したりもする。
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というのが本当なら、ADSL事業者の正しい戦略なのかな〜。一方で

アッカが目指すWiMAXの姿が見えてきた
という記事の中に

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なお、同じアッカのブース内の一角には、さまざまな製品のデザインを手がけるU’eyesDesign社が提案するWiMAXの音声端末のコンセプトモデルも展示されており、音声通話サービスへの期待も高まる。これらのコンセプトモデルは、U’eyesDesign社が実際にターゲット層となるユーザに対して綿密なアンケートを行った結果にも基づいてデザインしたものだという。担当者によれば、これらはいずれもコンセプトモデルであり、現段階では、具体的な製品化の予定はないとのこと。しかし、コンセプトは非常にわかりやすく、こうした魅力的な端末の登場に思わず期待してしまう。
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という部分があり、ケータイキャリアにも見てほしいところかも。

【NET&COM2007】アッカのWiMAXブースで,外出先から録画番組を視聴可能にする映像管理ソフトが展示

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TAGIRIは,地上波テレビチューナなどを搭載し,ハードディスク(HDD)に映像を録画できるパソコンにインストールして使うことを想定した映像管理ソフト。このソフトを使えば,録画した番組を自動的に15秒単位のチャプタに分割し,メタキャストがインターネット経由で配信している番組のメタ情報と組み合わせて視聴することが可能になる。例えば,録画したニュース番組の中から,「天気予報」というメタ情報が付けられた場面だけを検索して,短時間で必要な場面だけを視聴するといった使い方ができる。
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という部分は、現在提供しているzoomeとのつながりは出てくるのでしょうか・・・

NGN関連コーナー「ネットワーク最前線2007」、対戦ゲームのデモなど
とか、今朝の日経産業新聞に、ソニー・コンピュータエンタテインメントがソフトメーカーに対して、以前とはうって変わったように良い態度で接しているという記事を見るにつけ、
どうもこの頃、インフラ屋さんがコンテンツの取り入れに躍起になっている部分が見えますよね。
まあ、それが悪いと言っているわけではなくて、コンテンツの取扱いは難しいということです。

YouTubeのCEOらが来日、違法動画対策を約束 技術面でGoogleが協力
とか
YouTube幹部とJASRACなど23団体が協議、違法投稿について議論
とか読んでいても、コンテンツとか著作権に関する日本の関係団体の意識がもう少し変わらないと、厳しいものがありますよね。
まあ、だからと言ってアメリカが韓国や中国のように著作権に緩いというわけではないし、ヨーロッパもなかなか微妙なので
米Appleのスティーブ・ジョブズCEO、4大レコード会社にDRM廃止を提言
という話題にもなるのでしょうけど。
でも
Wal-Mart、HPの新技術で映画ダウンロード販売に参入
とか
米Amazon、HDDレコーダー「Tivo」向け動画サービスを近日開始
はやっぱり羨ましいアメリカの話だし。
一方で
地方都市の小さな映画祭「Cinequest」、ネット利用で大きく展開
という話がシリコンバレー通信に書いてあるのは、いいな〜。

まあ、今のところ究極のオンラインというと、
スウェーデン政府が「セカンドライフ」にバーチャル大使館を開設
という国家的な関心事にもなっているSecond Life

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仮想都市ゲーム日本語版、電通などが研究組織
 電通とIT(情報技術)人材育成のデジタルハリウッド(東京・千代田、藤本真佐社長)は今月下旬、米ベンチャーのリンデンラボ(カリフォルニア州)が運営する仮想都市ゲーム「セカンドライフ」の日本語版を支援する研究組織を設立する。仮想都市ゲーム内での商取引や広告宣伝、防犯技術に関する課題を解決し、日本企業の参加を促す狙い。
 両社はまず「セカンドライフ研究会」を設立。関心を持つ国内の製造、流通、金融など各業界から参加企業を募り、セカンドライフの仕組みを理解してもらう。米国版セカンドライフの登録会員は現在約300万人。米国版では商取引で稼いだ仮想通貨をドルへ換金できる仕組みがある。リンデンラボは今春をメドに日本語版の運用を始める方針。
[2007年2月8日/日本経済新聞 朝刊]
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という研究組織が出来るという。でもそんな状況を見ると、やっぱり日本でアニメとゲームだけのコンテンツ先進国? という天邪鬼的なコメントをしてみたくなる私・・・

話がどんどんずれてきたので、ついでに書いちゃいますが、

外国人旅行者等のタクシー利用時の電話通訳サービスの実施について
という記事を見つけました。ふーん、日韓ワールドカップの時に韓国でやっていたようなサービスだな〜と思ってみたら

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国土交通省(観光部門)では、ビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として、来る2月5日から20日を「Yokoso! Japan Weeks」と銘打ち、同期間中に、実験的取り組みを含む事業を集中的に実施することとしています。

サービス内容:IP電話を活用した電話通訳(全国どこからでも通話可能)
言語 :英語、中国語、韓国語
通訳料金 :無料(国土交通省負担)
通話料金 :利用者(タクシー事業者)負担となりますが、IP電話機能により、全国一律低価格の通話料金でサービスが受けられます。
固定電話から 3分11円
携帯電話から 1分15円程度(利用会社・契約プラン等により異なります)
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というちょっとアップグレード版。でも、今、海外からの来訪者が多いニセコとか白馬のスキー場あたりではそれほど提供されていないような・・・

だいたい、
政府サイト
にも掲載されているようないないような。

NOVA、関西国際空港でIPテレビ電話による中国語通訳
とか
「Yahoo! BB」、IPテレビ電話使ったNOVAの英会話サービス開始
というニュースは出ているのですから、国土交通省も頑張ってPRしましょうよ!!