NGNに関するポリシーはまだはっきりしていないらしが

今朝の日経産業新聞に、ベッカムがCMをやっているモトローラのケータイが人気! という記事があり、やっぱりな〜という気持ちになったのですが、今日はケータイではなく、昨日参加したセミナーに関する話。

総務省から
「0AB〜J番号を使用するIP電話の基本的事項に関する技術的条件案」に対する意見募集の結果
が22日に発表されました。

昨日聴講したセミナーでも、NTT東のセッションで、ひかり電話があのトラブルにも関わらず、増加の傾向が変わっていないという話でした。

そのあたりの話は当たり前すぎて面白くなかったのか、肝心のNGNの話が尻切れトンボになったのがまずかったのか、同セッションの
USEN二木氏、PCレスでGyaOが視聴できる「GyaO+」など新サービス

ソフトバンクBB高橋氏「FTTH市場の“本格参入”へ全力で取り組む」
がピックアップされているのにNTT東のセッションのことが書かれていませんね・・・

でもソフトバンクは、CEOまでプレゼンテーションの確認をしたというだけあって、孫さんが言うかも知れないこと以外は書かれていませんでしたし、Q&Aにも応えない、というIRがきちんとしたプレゼンでしたが・・・

USENのプレゼンの冒頭では、「GyaOただ乗り論」についてちょっと触れられていましたね。
総務省でも
ネットワークの中立性に関する懇談会(第3回)配付資料
の中の
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/network_churitsu/pdf/070124_si3_2.pdf

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ネットワークのコスト負担の公平性
(1)垂直統合型ビジネスモデルでは多様な機能がモジュール化され、これらの機能
が組み合わされる形で提供される。IP 網においては自律的なルーティングが行な
われることが原則であり、かつ各ルートごとのパケット通信量を明確に捕捉するこ
とが困難である。他方、ブロードバンド基盤の整備に伴い、パケット通信量は映像
等のリッチコンテンツの急増とともに増加している。こうした中、IP トラフィックの急
増に伴う通信網増強のためのコスト負担の在り方をどう考えるか。
(2)具体的には、例えば以下の点についてどう考えるか。
? リッチコンテンツの配信に係る追加料金徴収の妥当性
リッチコンテンツ等を配信するのはCP(Content Provider)等に限定されず、
事実、トラフィック増の大半はP2P によるものであるとのデータもある(資料1−
1pp.37-38 を参照)。また、誰もがコンテンツ等の提供者たり得るP2P 通信とサ
ーバ配信型通信を峻別することは困難である。こうした状況において、リッチコ
ンテンツ等の配信について追加的料金を求めることは妥当か。
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てな話ですけどね。

さて、IP電話に戻って、総務省
「0AB〜J番号を使用するIP電話の基本的事項に関する技術的条件」の答申概要
というように、具体的に利用者が多くなっている0AB-J番号 (NTT東では、ビジネスに関していえば、やはり050より0AB-Jが多いようで) に品質を求めるようになれば、今、進んでいるNGNで発表される予定の「品質ギャランティBフレッツ」上のIP電話と「ひかり電話」の差別化ってどう見えるのでしょうかね。。。