久しぶりの青空に、ちょっとWeb 2.0への研究意欲戻る?

月曜日の夕方は恵比寿のウェスティンホテルへ。

セミナーだけ聴講。

NEC BIGLOBEが10周年「NGN時代のプラットフォームを創造する」
というタイトル通り、
「NGNで企業ネットも変ぼうする。サービス基盤が最重要に」---NEC 代表取締役 執行役員社長 矢野 薫氏
という親会社のポリシーをそのまま受け継いだような戦略説明会でした。
「最も伸びるのは企業向けネットワーク・サービス事業」、NECビッグローブの佐久間洋代表取締役
というのは、
【IT Japan 2006】NECの瀧澤取締役、NGN時代の企業システムについて提言
の追従でしょうしね。
でも具体的に
NTTがNGNの接続条件を公開,参加事業者の受け付けも開始
という動きも出てきたのですが、通信事業者のNGNに対する姿勢と企業システムってそんなに連動するものなのでしょうか???
「NGNに移行しなければ通信事業者は立ち行かなくなる」---アクセンチュア 代表取締役社長 程 近智氏
という記事の中で、「NGNで新しいビジネスモデルを作り,将来は世界に輸出したい」というコメントがありますが、ある意味ではNECはこれができる会社 (ラテンアメリカあたりの通信事業者に機器を提供していますからね) なのでしょうけども、NTTやKDDIが企業の海外進出を手助けしていく戦略に乗っていく?
もう少し、きちんと各種資料を読み込まないと、なんだか流行の言葉に振り回されるような気になりますね。

今回のBIGLOBE戦略の中でのもうひとつのキーワードは「Web2.0」。
姿を見せ始めた“Web2.0”ネットの遊び場が広告塔に
という記事の中で、SNSでの儲け方、などがピックアップされてきましたが、うーむ。
今後の研究課題ですかね・・・

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というエントリーを昨日の午後アップしようとしたら、なんとまたDoblogは緊急メンテナンス中。
12時から2時まで会議が続いて、ようやくお昼休みを2時過ぎに取ったランチタイム・ブロガーは涙・・・

さて、一夜明け、今朝の日経産業新聞

ベンチャー各社、独自SNSで運営ノウハウ蓄積
 システム開発などを手掛けるベンチャー企業の間で、自前のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する動きが広がっている。参加対象者を絞り込んだり、新機能を盛り込んだりすることで独自色を発揮。実践的な運営ノウハウを蓄積し、企業向けSNS構築・運営の受注につなげる狙いだ。
 ゴールネット(東京・中央、杉山剛太社長)の「SNSジネコ」は婦人科関連を中心とした悩みを持つ女性が交流できる場として、約3000人が参加するサイト。ゴールネットの担当者が世話役としてSNSに加入し、会員同士でアイデアを出して絵本を出版する企画などを立ち上げて、サイトを盛り上げている。
[2006年7月26日/日経産業新聞]

という日経オンラインだけを見ると、「Web 2.0」はビジネスになる! と受け取られるでしょうが、新聞記事には「流行に乗じて開設したがちっとも成り立っていない企業SNSも少なくない」というから口コメントも掲載されていました。そうでしょうね。

昨晩、何故かNHK教育テレビの趣味講座でブログの作り方なんて見てしまったのですが、その中でも「行き詰る時もありますが。。。」という話が出てきました。特にビジネスに活かすという点から考えると、かなりうまく運営しないと厳しいでしょう。

さて、そんなビジネスに活かすブログに関するシリーズの記事なのですが
末期ガンになったIT社長,藤田憲一さんの講演会と3大ブログ
と趣が異なる話が掲載されています。中身は読んでもらうとわかるのですが、個人の発信が少しでもリアルな生活を変えて行ければ・・・という気持ちで何かができてこそ、ITまたはITCなのでしょう。

そんな気持ちで遠くを見ていたら、受信箱にはBiglobeブログにコメントスパム通知。最近、英語のコメント・スパムが多いのですよね。

スパムメールの発信源は米国・中国が中心、大陸別ではアジア発が40%

あらあら、ITCの負の部分が出てきてしまった・・・さーて、Web 2.0で良い面の研究でもしなくっちゃ!