電車はあなたのリビングルームではありません

「インターネットマガジン」が休刊、Webを主体としたクロスメディア展開へ

という話は以前して、先日我が家にも最終号が届きました。その中にISPの相互接続マップが同封されていて、日本で商用のISPサービスが提供される頃からこの業界にかかわっている人間としては、言葉では表わせない感慨がありますね。

この最終号には元マイクロソフトの古川氏のインタビューが掲載されていて、色々考えさせられます。このインタビューを読むためにこの本を買ってもいいかもしれませんよ。

さて、その古川氏も参加している通信・放送の在り方に関する懇談会はかなりのペースで会合を開いています。3月28日はフリーディスカッションだったようで

通信・放送の在り方に関する懇談会(第8回)配付資料

にもテレビ局からの意見などが掲載されています。そういえば読売新聞かで、どこかのテレビ局の人がこの懇談会の進行をもっとオープンにしてほしい、という意味の発言をしていましたが、そうですよね〜。色々記事を寄せ集めて読むよりも「公共放送」か「公共のサイト」がきちんと出してくれるべきでしょう。

さて、そんなことを言っている間にワンセグに負けじと (?)

PSPでテレ朝の動画コンテンツが視聴可能に、「Portable TV」で4月1日から

携帯でも「ロケフリ」 ソニー、ACCESSにライセンス提供

という動きが。またこれでどんどん電車の中で読書やiPodやケータイする人にならんで、テレビを見る人が増えるのでしょうね。でも電車の中は自宅のリビングではないのですから、公共マナーをわきまえてほしいですね。

今朝の小泉首相の「らいおんはーと」にこんな一文がありました。


モンゴルでは、大相撲が始まると、生中継でテレビ放映されて、視聴率は
80%、取組中はみんなテレビに見入っているそうです。モンゴルの人々の
日本に対する親近感はますます大きくなり、大相撲でのモンゴル出身力士の
活躍は、日本とモンゴルの関係をとても近いものにしています。


これは先日のWorld Baseball Classic 時に日本でも見られた図です。
テレビは個人化するのもいいのですが、こうして他の人と思いを共有するツールの部分もきちんと考えてほしいですね。