ネットの250年後?

本日のJ-waveは、モーツァルト生誕250周年記念で特別プログラム。

250年前ってどう? と wiki してみると

1754年
北米大陸にてフレンチ・インディアン戦争が勃発(〜1763年)
1756年
フリードリヒ2世率いるプロイセンザクセンに侵攻し、七年戦争が始まる(〜1763年)

あら、日本は?
死去
1751年7月12日(宝暦元年6月20日) - 徳川吉宗江戸幕府第八代征夷大将軍(* 1684年)
1752年2月3日(宝暦元年12月19日) - 大岡忠相町奉行(* 1677年)
とあるので、時代劇の舞台によくなる江戸文化の時代ですね。

さて、back to now で気になる話題は。

WiMAX Spectrum, a Much Cheaper Deal than 3G

欧米のケータイキャリアが3G周波数が高くて (向こうはオークションでライセンスを買うという日本とは異なるシステム) なかなか3Gが普及しなかった。やはり WiMAXに肩入れして、ここ数年の遅れを取り戻そう、という動きになるのでしょうかね。

さて
無線LAN公衆拠点:最も多いのはソウル、2位東京
という意外な調査結果が・・・もちろん国別では、国土の広い米国(3万7073ヵ所)が首位。2位は英国(1万2668ヵ所)、3位は韓国(9415ヵ所)で、日本(5951ヵ所)は5位となっている、という結果はうなづけます。
まあ、東京とかソウルは人口密度が高い地域に駅やホテルとか無線LANのアクセスポイントを設置しやすい、というところでしょうけどね。

でも、そんな無線LANはこんな風に使われるためのものじゃないはず・・・
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無線LAN悪用で犯行を偽装か・スパイウエア預金詐取
 スパイウエアを使った預金詐取事件で、竹川敦容疑者(31)=電子計算機使用詐欺容疑などで逮捕=がネットバンキングの預金振り込み操作などを他人の無線LAN(構内情報通信網)経由で行い、犯行の痕跡を残さないよう偽装していた疑いが強いことが26日、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターの調べで分かった。
 同センターは竹川容疑者がスパイウエア作成以外にも、専門的なIT知識を悪用し犯行を進めていたとみて追及する。
[2006年1月27日/日本経済新聞 朝刊]
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無線LANロケーションフリーでテレビを楽しむか、それともテレビをエンコーディングして自分で飛ばすか、という話を以前しましたが、今朝の日経産業新聞にはこんな記事が。

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メタキャスト、無料ソフトでPC録画のTV番組、携帯端末に お好み転送
 テレビ番組専門のブログ(日記風の簡易型ホームページ)サービスを運営するメタキャスト(東京・渋谷、井上大輔社長)は1月中に、パソコンで録画したテレビ番組映像を、番組のパート単位に分割して、携帯音楽プレーヤー「iPod」などに転送できるソフトの会員向け無償配布を開始する。利便性の高いソフトを提供することで、自社のブログサービスの利用者獲得を狙う。
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ここでいう携帯端末とは iPodSonyPSPPSPはゲームをしない私にとって、こっちの方向での動きが気になる。
実際、日経産業の本日の特集は
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ソニー「4度目の正直」――復活の要「音楽とネット融合」組織を改編
 ソニーは26日の2005年10―12月期決算発表で、液晶テレビの好調や円安を背景に06年3月期通期の連結最終損益見通しを700億円の黒字に上方修正した。エレクトロニクス部門は底入れしつつあるが、復活の確信には至らない。特に不透明なのが「ウォークマン」などインターネットとの融合分野。中鉢良治社長はハードとコンテンツの融合を掲げて出井伸之前会長が敷いた複雑な責任体制を解きほぐし、「4度目の出直し」を図る
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となっていましたね。さて、気になる決算ですが
北米の液晶テレビに救われたソニー,四半期ベースの業績が過去最高水準に
という記事を見ると、よしよしと思いたくなるのですが、実は
ソニー、QRIOの新規開発を中止
というショックなニュースが・・・先日、ウォークマンの製造中止のニュースを見てイヤーな気がしたのですが、その中身はこういうもの。
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エアボード
2005年秋に発売した、パソコンや『PlayStation Portable』に接続できるベースステーションロケーションフリー”を核に、クライアント商品の多様化や販売エリアの拡大によりビジネス拡大を図る
●車載機器
海外は現行事業の変更はなし。国内では、“XYZ”シリーズなど現行製品の生産と販売は2005年度末をもって一旦終了し、車載機器事業自体を再構築する
プラズマテレビ
薄型テレビとしては、液晶/リアプロジェクションテレビに注力し、プラズマテレビの自社開発/生産は行なわない
●ブラウン管テレビ
全世界での販売は継続し、中南米やアジアなど事業が堅調な地域には注力。ブラウン管の生産拠点化はアジアに集約
●QUALIA(クオリア)
2003年に発表されたQUALIAは、“人の心に訴えるモノづくり”を、技術/デザイン/設計/製造に渡るあらゆる面で最大限に追求し、販売/サービスまでを通じて“感動価値”の創造を目指していくというブランドとして新設され、これまで10製品以上が発売された。新規開発はすでに終了しており、生産販売は縮小して終了予定。サポートは継続する
●エンタテインメントロボット
4足歩行のロボット『AIBO』の新規開発はすでに終了しており、生産は2005年度末までに終了する(サポートは継続)。QRIOも新規開発は中止。大根田氏は「“エンタテインメントロボット”としての開発は中止。ここで培ったAIのテクノロジーは、QRIOとかAIBOで使われるだけでなく他にもアプリケーションはあるので、研究は引き続きやっていく」とした
●業務用機器 3カテゴリー
すべて自社開発する方針を見直し、外部リソースを積極的に活用する。3カテゴリーの内容などは現時点で非公開という
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うーん、企業としての合理化は必要です。でも、「夢を売る」「ユニークな」ソニーがいなくなるような気がします。歩行ロボットの開発においてこんなに日本が進んでいるのは、SF漫画を実現しようとした、まるで「プロジェクトX」の人々。もちろん、それは合理的な企業会計から言えば、あまり歓迎されないものかもしれませんけど・・・

気を取り直して、別の話題を。

「VoIPや映像配信は課税対象」:米国でネット関連税凍結を見直す動き

あら、こんな日本政府に見てほしくないニュースが・・・まあ、課税するならもっと政府として推進できるインフラ作れ! というところでしょうが。

いかん、いかん、どうもちょっと気持ちが暗い。

「ビジネスSNSと言えば…」
というような前向きの話を。

でも
ライブドア社長ブログvs.マスメディアの戦いから学ぶ「経営者ブログ道」
の中にありますが、簡単に書ける、つながるものはかなりきわどい面も持つ、ということはありますね。
でもこの記事の最後に「おとうさんのひとこと」が出てくるのですが、こうした「感情モノ」はネットではなかなか伝わらないもの。やっぱり face to face が一番! といいつつ、今晩のパーティ準備に移らなければ・・・

250年後のことなんてわかりません。25年後だってあやうい。
でも25年後にも友達は必要ですからね。
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