結果と展望

大きく総務省広報誌を飾る竹中さんがNHKを見直す! という発言をしたせいなのか、それとも流行に乗り遅れないようにというNHKのあせりなのでしょうか
ブログから生まれるNHKの新番組、小型放送機器でどこでも生中継
という発表があったようです。
でもね、その前に紅白歌合戦でブログを使って面白いことしてみれば? と思うのは私だけではないでしょう。

今朝の日経産業新聞に、映画配給会社のGAGAがブログで映画のプロモーションをしてくれた人に原稿料を支払うという記事が掲載されていたけど、まだすっぱ抜きのようですね。探したけどまだ他では見つからない。。。

さて、そんな話題のブログはここでも注目されています。
電通調査、2005年の話題・注目商品に音楽プレーヤーやブログなどを選出

まあ、お金がかかる商品にまざっているあたりが、電通かもしれませんが・・・

1位 携帯型デジタルオーディオプレーヤー
2位 ハードディスク付きDVDレコーダー
3位 ブログ
4位 大画面薄型テレビ
5位 寒天
6位 愛知万博愛・地球博
7位 電子マネー機能付き携帯電話
8位 ドラマ「ごくせん」
9位 電子マネー
10位 音楽配信サービス

そういう意味では
「Web of the Year 2005」の年間総合大賞は「mixi」に
の方がとても今年のネット界の様子を表していると思われる受賞一覧ですね。
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年間総合大賞はSNSの「mixi」が、ネットレイティング賞はポータルサイトの「livedoor」がそれぞれ受賞した。特別賞の2部門のうち、話題賞でも「mixi」が1位を獲得。次いで2位が「電車男」で、3位には「がんばれ、生協の白石さん!」がランクイン。特別賞の新人賞では「GyaO」が1位を獲得し、2位「ホットペッパー.jp」、3位「Googleマップ」と続いている。
なお、2004年のブロードバンド部門は2005年に動画・音楽配信部門に変更され、1位は「GyaO」が受賞している。
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mixiの快進撃は
mixiのユーザー登録数が200万人を突破、4カ月で100万会員を獲得
という数字でも明らか。

さて、また日本国政府が新しいIT戦略を打ち出すようで、その予報ニュースが日経に出ています。

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2010年度までに全国に高速大容量通信網・政府IT新戦略
 政府が8日のIT戦略本部の会合で決定する新戦略(2006―10年度)の内容が明らかになった。10年度までに光ファイバー等の整備を促進し、ブロードバンド(高速大容量)通信・ゼロ地域を解消するとの方針を明記するほか、電子行政を促進するため国や地方自治体への申請や届け出のオンライン利用率を現在の数%から10年度に50%以上にすることを打ち出した。
[2005年12月8日/日本経済新聞 朝刊]
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まあそんなに現実離れ (電子行政化はちょっと???だけど) した話ではないかもしれませんね。
年末年始にせっせとIT展望を出す野村総研も昨日

家庭向け光ファイバーは6,483億円市場に、
消費者向けIP電話と地上デジタル放送も普及拡大
〜2010年までの国内IT主要市場の規模とトレンドを展望(1)〜
株式会社野村総合研究所

という発表をしています。その発表会では
“光”の普及、カギはテレビ局
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FTTHが急拡大し、市場規模は2005年度の2113億円から、2010年度には3倍の6483億円となる見込み。一方、ADSL市場は2006年度の5779億円をピークに減少に転じ、2010年度には4234億円になると予測している。
 ただ、FTTHの普及は予想通りに進まない可能性もある。同社情報・通信コンサルティング二部の桑津浩太郎上席コンサルタントによると、FTTHがここ最近急速に伸びたのは、業者の無料キャンペーンや、集合住宅への一斉導入といったマーケティング策が奏功したため。ユーザーの高速回線へのニーズはそれほど高まっていないと見る。
FTTHの魅力をアピールするには、ADSL以下では楽しめないコンテンツを整備する必要がある。カギとなりそうなのが、放送局が持つ高画質な映像コンテンツだ。「PC主導でFTTHを伸ばすのは難しい」と桑津氏は指摘し、HDTV品質の映像コンテンツと、それを視聴できるネット対応テレビやHDDレコーダーなどの機器が普及のトリガーになりうるとみる。
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というちょっと独特の言い回しがあったということも覚えておいた方がいいのでしょうかね。

でもNTTの光化は戦略とかいうものではなくコミットメントなので必死ですね。

東西NTTが「ひかり電話」にダブルチャネルとマイナンバーを提供
INSネット64からの移行を促し、2010年光ファイバ3000万加入へ


あれだけISDNと騒ぎ、ADSLの普及を妨げていたNTTの姿は今はなく・・・