「デジタリスト」の「SING」

日経産業新聞もかなりネットに関する記事が増えたな〜と思わせた本日の紙面構成。

「ITの近未来」という連載の最終回は元マイクロソフトの古川氏。
web 2.0の推進委員会でも作ればいいのに、と思われる立場の方ですが、やはりここでも以前の西氏と同じようにマイクロソフトをチクリ。

さて、「デジタリスト」というのは
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ボーナスで買う予定のデジタル機器、携帯音楽プレーヤー首位
 本番を迎えるボーナス商戦を前に日経産業新聞とインフォプラントが共同で実施した「ネット千人調査」で、ボーナスで購入する予定のデジタル機器を聞いたところ、携帯音楽プレーヤーがトップだった。購入の決め手は「機能・性能」が過半を超え、「価格」が続いた。価格性能比を重視するデジタル機器の購買姿勢が浮き彫りになった。
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という記事から続くコラムで書かれた人物像で、携帯音楽プレーヤーとノートPCとデジカメを持っているみどるエイジ。この大雑把な切り口には笑えますが、今年のボーナスで買いたいデジタル機器のナンバー2はHDD/DVDレコーダー、その次が液晶テレビ、その次が携帯電話、となっています。
これらを全部持っている私は、じゃあ「デジタリスト」? うーん、確かに予定表はオンラインで紙の手帳はほとんど使わないし、何でもとりあえず「ググる」からな・・・

さて、裏面は案の定、三木谷さんのアップ。
その下のコラムに出ていたのが「SINGの破壊力」。いわく
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自分で実際に使ってみなければ、その便利さ、破壊力がわからないと最近感じたのは「Skype」「iPod nano」「GyaO」・・・
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という話。

NECがサポート窓口でSkypeを試験運用,個人向けPCへの標準搭載も
クリスマス前のフランス、「iPod nano減税」実施へ
GyaO、オリジナルドラマ「シャッター」配信。セグメント別広告も展開
と話題が続くものではありますね。
私のシリコンバレーに住む友人は、名刺に Skype IDを刷り込んでいました。日本でももうじきそんなことをするのがあたり前になるのでしょうか? まあ、会社の名刺に e-mail や URL が入るようになってから何年? と考えるとそう遠くないかも、という気もしますが。

さて、ちょっと触れた web 2.0 に関しては、ITバブル Phase 2 的なにおいがする、と先日の日経産業新聞に書かれていましたが、それって何? と思った人には
インターネットマガジン 2006年01月号
を。
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特集「Web2.0って何だ」−ネットビジネスの新潮流に注目せよ!−特別収録:日本初!Web2.0オライリー オフィシャルドキュメント日本語版(全文掲載)
今、ウェブビジネスで先行するプレーヤー達の会話に、「Web 2.0」というキーワードがよく聞かれるようになった。「2.0」はバージョンナンバーを表しているのではなく、(1.0に続く)次のフェーズという意味で使われている。では、何が次なのだろうか。本特集では、ブログもRSSP2Pなどもその要素だとする、この新しい概念に迫ってみた。その起源ともいえる、ティム・オライリー氏の論文も全文収録しているので、次のビジネスの大いなるヒントにして頂きたい。
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じっくり秋の夜長、いやもう12月だから冬の夜長を楽しめるかな?