FMCをどう使う?

先日、BTの動きで同様の話があったのですが、今朝の日経ニュースが J-Wave の Good Morning Tokyo でも注目されておりました。
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携帯と固定の番号一本化、融合サービス導入へ総務省方針
 1台の携帯電話機を家庭やオフィス内で固定電話の子機のように使い、屋外では携帯電話として使う「固定・携帯融合サービス」が2007年度にも、実現する見通しだ。総務省は通信会社による新サービスの導入を後押しするために、固定と携帯の番号を一本化する方針を固めた。利用者は室内で携帯を利用するときは割安な固定回線で通信することができ、利用料金が大幅に安くなる。
 新サービスは無線LAN(構内情報通信網)の機能を搭載した新型の携帯電話機を持ち歩けば、利用者がいる場所に応じて回線が自動的に固定、携帯に切り替わる。家庭やオフィス内では携帯と固定電話を無線LANで結び、固定回線を使って通話。屋外に出て無線LANでの接続が途絶すると携帯回線につながる。
[2005年9月27日/日本経済新聞 朝刊]
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同様のニュースが共同通信にも掲載
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固定と携帯の番号一本化 総務省、07年度にも移行 (共同通信)
 総務省は、1台の携帯電話機を自宅や会社内では固定電話の端末として、外出先では携帯電話として、同じ電話番号で使える新制度の導入の検討に入った。同省は27日から通信事業者や一般の人から意見募集を始めた。年内に省内の研究会で結論をまとめ、早ければ2007年度に電話番号の一本化に移行する。
 1台の携帯電話機を携帯と固定に併用できる一体化サービスは、既にNTTグループが企業向けに始めている。
 屋内では無線LAN(構内情報通信網)で結ばれた光ファイバーなどの固定回線を活用し、屋外では普通の携帯電話として使う仕組み。
 屋内で通話する場合は、インターネット・プロトコル(IP)電話並みの低料金で使えるという利点がある。
 現在は、屋内と外出先では電話番号が異なるが、総務省は同じ番号を使えるよう検討を進めていた。
[ 2005年9月27日10時56分 ]
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さて、このニュースに関しては総務省から正式に発表があるまで、なんとも突っ込めないので、他のIT系のオンラインメディアは触れていないのでしょうかね。

 9月27日(火)※配信日17時現在の報道予定であり、案件が追加される
 場合があります。
 □14時00分 資料配布 FMC(Fixed-Mobile Convergence)における電気
 通信番号の在り方に関する意見の募集
 〔総合通信基盤局番号企画室〕

さて、FMCといえばこんなニュースも。
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ボーダフォン日本テレコム、法人向け固定・携帯融合へ
携帯電話3位のボーダフォンソフトバンク傘下で固定通信3位の日本テレコムは法人向け通信サービスで提携交渉に入った。携帯電話を屋内で固定電話代わりに使える「固定・携帯融合サービス」を共同で提供する。同サービスは次世代通信の主力とされ、NTTやKDDIも事業化を競っている。携帯、固定専業の両社はグループを超えて手を組み、有望市場に参入する。
 提携交渉入りはボーダフォン日本テレコムの首脳が明らかにした。交渉に当たる専任チームを社内に発足、具体的な提携内容の詰めに入っている。年内の合意を目指す。
[2005年9月27日/日本経済新聞 朝刊]
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これに関しては、反対声明がまだ見当たらないので本当なのでしょうか。そうであれば、なかなか面白い動きですね。でも「法人向け」がどの程度、稼げるものか。また、既存の「モバイルセントリック」的なサービスの上乗せになるのか・・・そんなところを気にしつつ
理想の相手を探すイー・アクセスとアイピーモバイル
を読んでみるのも一興かと。これは【集中連載 通信業界再編,激動の秋】というシリーズの2回目。
第1回の
ソフトバンク孫社長が強気な発言を封印した理由
日経コミュニケーションの本誌に書いてあったことなのでまあいいのですが、
9月28日(水)公開予定 東電とKDDI提携交渉の真相(1)
9月29日(木)公開予定 東電とKDDI提携交渉の真相(2)
9月30日(金)公開予定 東電とKDDI提携交渉の真相(3)
はかなり面白いかも、ですね。目指すのは光かFMCか、それとも・・・

でもね〜この手の端末を提供してくれる会社はそれほど多くないでしょう。それよりもちょこちょこと使えるものの方がよほど興味を引くとおもいますが、どうでしょ。
その点
JR西の駅ナカにフレッツ・スポット
は日帰りで関西に出張するビジネスマン向けでしょうが、観光で行く人間にも使いやすいのでしょうかね。