「ライブドラ」

鳴り物入りの昨日のライブドアの記者会見。
日経産業新聞の見出しは、
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「大山鳴動 果実は小粒」
フジ・ライブドアが提携第一弾
放送とネット「融合」ほど遠く プライドと諦観交錯
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このあたりを如実に描写したオンラインは無かったのですが、
ライブドア堀江社長、「D-cubicは孫さんの低価格ADSLのモバイル版」
が一番近かったかもしれませんね。
この裏側を描写した BB Watch 編集部の Blog ももうちょっと突っ込んで欲しかった
ライブドアの「D-cubic」とスピードネット
ここに出てくるのが標題の「粗品」。その詳細は
【詳細記事】ライブドアの公衆無線LANサービス“D-Cubic”詳報──おみやげはライブドラ
で。

さて、一方のフジテレビの方の話は
フジTV、番組をネットで有料配信へ…月500円程度
と報道されたのですが
フジテレビ、テレビ番組の有料VOD配信サービスを開始へ
の中ではまだ未定の部分が多いことを強調していますね。
この頃、読売新聞も日経新聞と並んですっぱ抜き記事が増えているような・・・リークもほどほどに・・・

こんな記事にちょっと色を失った感があるのは
「固定」「移動」を気にしない世界へ──KDDIのウルトラ3G構想
ふーん、日経新聞
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携帯と固定電話を1台に「融合」・英BTが新サービス
 【ロンドン=野沢正憲】英通信大手のBTグループは15日、携帯電話と固定電話の融合サービスを英国内で開始すると発表した。同じ電話番号で屋外では携帯の通信網に、家では固定電話回線に接続するため、利用者は料金を抑えられる利点がある。新技術で固定電話収入の落ち込みに歯止めをかけられるかどうか注目される。
 新サービス「BTフュージョン」は米モトローラが第1号端末を提供する。見た目は携帯電話で、利用者が屋外にいるときは提携する携帯電話最大手、英ボーダフォンの回線網で通話する。当面400人の限定顧客向けにサービスを開始、9月から本格的に商用化する。
 オフィスや家庭ではBTの固定回線を利用する。電話を持って屋内外を移動した場合でも、通話が切れずにスムーズにネットワークが切り替わるように設計されている。屋内は短距離無線技術であるブルートゥースで、BTのブロードバンド(高速大容量)サービスへ接続、動画などデータの送受信も可能だ。
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というニュースを出していましたが、同じ構想?

一方、ひっそりと進んでいるケータイの新規参入については
アイピーモバイル、携帯参入計画固まる 格安の定額データ通信
という記事も見つけたのですが、あまりもう・・・なのですかね。

日経BPの記者の目というコラム
携帯1台に年間540円の利用料――もっと電波の使い方に口を挟もう
で「年間540円――。これは携帯電話事業者が総務省に支払っている携帯電話1台当たりの電波利用料の額だ。1台だと微々たる額だが,2005年4月末時点での携帯電話の契約数は8774万4200。この数を基に携帯電話の電波利用料を計算すると,なんと473億8186万8000円。これだけの金額が携帯電話事業者から総務省に納められるのだ。
 このお金は,元はといえば個人や法人の携帯電話ユーザーが事業者に支払った料金だ。電波利用のためにこれだけの金額を納めているのだとすれば,我々はもっと総務省の電波政策に口を挟むべきだ。」
という意見が書かれていますが、私的には
「一般歳出の9.8%を占める国家公務員人件費が財政を圧迫、削減は不可避」
というニュースが示すように、総務省でも経済産業省でも税金が注がれている官庁の有り方は色々チェックすべきだと思うのですが、それって違います?
米有権者、政府のネットセキュリティ対策強化を要望
こうした意識を持つことが必要でしょ?
あぁ、また話が横に行ったっきりでお昼休みが終わる・・・