価格.com のトラブルは対岸の火事ではなく・・・

総務省
ボット対策や人材面の脆弱性の克服を〜次世代IPインフラ研究会が報告書案
を出した。その
報告書案
は110ページに渡るものなので、ちゃっちゃっと読めないのだが、今までの被害事例やそれに対して色々活動しているインシデント情報の収集・分析・共有を目的として、ISP等で構成さ
れている組織であるTelecom-ISAC Japanでの対策などが書いてある。

さて、こうしたインシデント (不正アクセスやウイルス、ワーム等による情報通信技術(ICT)の機能不全による障害) の最新例といえば、価格.com
サイト再開のお知らせ
でも
「過失はない」としながらも不正アクセスの詳細の言及は避ける〜カカクコム
というように記者会見でもはっきりした原因を発表していないので、こんな記事をさっそく書かれてしまった。
カカクコムは情報をきちんと公開すべきだ

さて、ちょっと話がずれるが、有線ネットワークはもちろん、無線LANはもっとセキュリティが不安なもの。でもそこに
公衆無線LANサービスで「いつでも、どこでも、ライブドア」
と強気に切り込むのは、またしてもホリエモン
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25日、ライブドアのネットワーク事業本部板井清司氏は「国内では、公衆無線LANサービスの利用率は必ずしも高いとは言えない」とコメント。「利用可能なエリアが狭い」「月額料金が安くない」「セキュリティがしっかりしていない」など既存の公衆無線LANサービスに対する不満点を指摘した。ライブドアの公衆無線LANサービスでは、「広いカバーエリア」「低価格の接続料金」「セキュリティの確保」を実現し、「無線LANをインフラとして利用する新しいサービス展開を目指す」と語った。
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ホリエモンは、放送の著作権にあまり詳しくなかったのはちょっと勉強不足だね、で済むかもしれませんが、ネットワークのセキュリティで甘さをみせたら・・・洒落になりません。