どこまで agree?

野村総合研究所ブロードバンド時代からユビキタスネットワーク時代へ
1ギガ光ネットワーク時代が始動

という5年間予測を発表した。

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■ 有線通信:100Mbpsの普及と1Gbps光サービスの到来
 ADSLをはじめとするブロードバンド通信は、昨年末に一般家庭の世帯普及率が40%に到達し、安定期に入りました。今年度は100Mbpsの超高速ネットワーク期に移行し、IP電話をはじめ、映像配信やテレビ会議等の映像アプリケーションサービスが拡大します。今年度後半には1Gbpsの光サービスが始まり、高精度な映像が配信され大画面テレビなどで見ることが可能になります。
 さらに、2007年度から光ギガネットワーク期に移行します。2008年度末には1Gbpsの光サービスが普及期を迎え、2009年度には更に高速なギガサービス時代が始まると考えられます。
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高精度な「映像」を配信するためには、ハイビジョンのテレビ放映権が今年度後半までにクリアされるということでしょうか?
その後の高速化は、どんな意味を持つのでしょう。ただ早けりゃいいってもんでもないでしょう。
100Mbps光サービスにしても、ADSLくらい価格が落ちてきたし、それなりに安定しているし、VoIPを使うにも便利だから、とようやく普及が始まった感があるのですが・・・そりゃ、プロバイダによってはADSLよりも光の方が増えている、と発表しているむきもありますが、それが本当に日本全体のトレンドなのでしょうか・・・

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■ 無線通信:携帯電話のブロードバンド化と、複数の無線通信の利用
 2006年度にかけて、携帯電話の通信速度は数Mbpsのブロードバンド化に移行すると考えています。今年度後半から次世代3.5G携帯の実用化が始動、2006年度後半には社会に普及し、2010年度には、100Mbpsを実現する4G携帯が始まると予想されます。
 また、昨年、非接触ICカードBluetooth無線LANといった無線インターフェースを搭載する携帯電話が登場しました。今年度より、このような複数の無線通信が利用できる携帯電話が普及し、ユビキタスネットワークの実現にまた一歩近づくと考えられます。また、ラストワンマイル問題に有効とされる標準規格のWiMAXが、2007年度から利用が伸びていくと考えられます。
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WiMAXの普及が2007年度ということは、今年年末までには総務省の認可が下りるのでしょうか?
海外では WiMAXのニュースがひっきりなしに出ているようですが、日本では今、息を潜めて待っているような気も。いや、こっそり動いているのでしょうか?? ケータイ事業者はそのあたりははっきり言っていないですからね。
【IPTK2005速報】「Push to Talkサービスを提供したい」,KDDIの山本本部長が講演

FMCは現時点において日本国内で固定事業と携帯事業を唯一持っているKDDIが,やらなくてはならないサービス」(山本本部長)とし,実現に向けて具体的な検討を開始していることを示した。
「具体的な検討」の中身が知りたいですね・・・

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IPv6:通信事業者のIPv6導入・実用がスタート
 事実上無限の数のIPアドレスを利用できるIPv6は、なかなか実用が始まらない技術の一つでした。しかし、昨年、一部の通信事業者から生活者向け商用サービスが提供されはじめました。今年度はIPテレビ電話機、IPカメラ、デジタル情報家電などパソコン以外の端末へIPv6の利用が拡大することが予想されます。
 2006年度ごろには携帯電話のIP化が予定されており、IPv6が利用されるようになるでしょう。これがIPv6 の普及のきっかけとなり、2007年度終わりには、自動車内でLANが構築され、IPv6化が利用されると考えられます。
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自動車内のLANのためには、WiMAXか Mesh Network か・・・でも本当に IPv6は必要?

まあ、ポジティブな動きに水を差す必要も無いのですが、
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「ITロードマップ」とは、お客さまのIT戦略の意思決定を支援することを目的にして、5年先までの情報技術を予測した技術見通しであり、NRI技術調査室が半期毎に公表しているものです。今後とも、その時代の注目すべき情報技術分野を取り上げ、精度の高いロードマップの策定に努めてまいります。
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という言葉に大きくうなづくIT業界の人間はどの位、いるのでしょうかね。
どこかのオンラインで徹底検証してほしい話題ですね。