TiVoの日本進出は難しい?

ちょっと以前のものだが
米国TiVoに見る情報家電のあり方
米国テレビ局の両刃の剣,「DVR」がやって来た
は、TiVoが育った米国事情と日本との比較が出ていて面白い。
このあたりを分析したのが
デジタルビデオレコーダーが変える広告モデル――米国の現状から
HDDが変える視聴習慣
だと思う。

TiVoが日本で成功するためには
1) EPGが米国並みに提供されること
 米国では障害者対策のために番組情報がかなり提供されているらしい
2) TiVoが主張するようなスキップされるCMの代わりに詳細な商品説明が提供されるように広告会社が頑張ること
3) PP (Product Placement) 広告が日本でも発展すること。
 まだ日本では媒体料の相場が確立していないと月曜日の日経産業新聞に書いてあった。

こんな路線で突っ込んだコメントが
「メディア・通信融合」論の行方
で読める。うん、うん。

しかし、以前にも書いたが、色々な権利が絡みすぎている日本のメディア。
ちょっと笑えるのが、やっぱり肖像権の問題で決着がつかなかったのか、「光×SMAP」というページはやはり SMAPのイラスト。似てないんだがこれが。新聞の一面広告で、実物とイラストを対比させて PR していたが、なんだか苦しい言い訳を見てしまったようで、私は苦笑いをしてしまった。NTTも「光接続ならSMAP見放題!」とかやれば、絶対的にユーザは増えるのだろうけどね・・・

またまた横道にそれてしまったが、TiVoの特許はSony の CocooNにも搭載されているという。ここにも書いてあるが、
4) コピーワンスという日本独特の縛りがなくなること
というのも大きな課題かも知れない。

大手の広告会社と主なテレビ会社と著作権協会と渡り合わなくてはならないところが山盛り。うわー、大変・・・