ISPは儲からないから?

フジがニッポン放送株の36・47%取得し、TOB成立を発表した。「テレビ業界がライブドアに拒否反応を示す理由とは」という専門家のブログに興味深い指摘があるので、あまり素人が色々言えないのだが、このフジテレビとライブドアの標的にされたラジオのニッポン放送は、規定により上場取り消しをされる運命となるらしい。踏んだり蹴ったりという感じですね。
さて、このブログにも書かれているのですが、「放送業界の広告市場は2兆円強。インターネットの広告市場は増えたとはいえ、わずか1800億円」という部分を見るにつけ、ISPはどうやって生き延びればいいのだろう・・・という気持ちになりますね。
大手のSo-netが「SCN、第3四半期の業績概要を発表。ブロードバンド会員数は61万人に」というちょっと明るい業績を示していますが、他のISPはあまり細かな数字は発表されていません。
さて、ポータルのアクセスを増加させようと日本の各ISPがブログを始めて約一年。「ヒット中の「ブログ」、いかにお金を生むビジネスに結びつけるかが最大の課題」を読むとなかなかブログが広告収入などに大きく貢献しているのかどうかはまだ言い切れない状況のようです。
一方、「インターネットを流れるトラフィックの伸び率はどれくらい?」という記事を読むと、設備的には負荷は増すばかり・・・
ブロードバンドでIP電話は当たり前で、VoDなども・・・という記事を以前書きましたが、それで儲かるという構図が見えないのであれば、無料プロバイダのライブドアが有料化し、その何代目かの社長が「“明るいおカネ第一主義”の伝道師」となるのは当たり前なのでしょうか・・・