Vodafone はどうなる?

総務省から800MHz帯におけるIMT−2000周波数の割当方針案についての意見募集の結果及び方針の決定が発表されました。簡単にいえば800MHz帯はソフトバンクに割り当てられずということで、「できレース」といわれるかも知れない内容となっていますので、これから新規参入を果たせなかった二社がどのような反撃に出るのかが見ものです。
この総務省の発表の中で目立ったのは、以下の部分ですから。
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総務省では、800MHz帯周波数の再編を進めていくために、方針案について、平成16年8月6日(金)から平成16年9月6日(月)まで意見募集を行いました。
その結果、計32,851件の意見が寄せられましたが、そのほとんどは、ソフトバンクBB及び日本テレコムから、両社のサービス利用者に対して、本方針案に対する意見の提出を呼びかけるメールの送付があった日以降に提出されたものであり、「携帯電話に適した800MHz帯の周波数を既存免許人のみに割り当てるのではなく、新規事業参入を希望する事業者に割当てを行い、競争を促進することによって料金の低廉化を図るべき」とする趣旨の意見が多数を占めました。

意見提出件数: 32,851件
(内訳)
電気通信事業者等の利害関係者からの意見 8件
・ 個人等からの意見
1) 総務省案に賛成、ソフトバンクBB等の参入に反対とする意見 161件
2) 総務省案に反対、ソフトバンクBB等の参入を認めるべきとする意見 32,151件
3) その他 531件

なお、意見の提出を呼びかけるメールを送付した行為に関して、両社の利用目的が個人情報の「収集・利用目的の特定」を求めた「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」(平成10年12月2日郵政省告示第570号)に違反していたことから、違反状態を是正するよう行政指導を行いました。
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さて、一方、苦境のボーダフォン、社長交代の真相という記事とボーダフォン、約6万の純減──1月契約者数という記事を読むと、Vodafone ユーザに明日は無いのか? という気持ちになりますね。NTT DoCoMo 出身の精鋭もイギリスの堅物外資では苦しいのでしょうか。まあ、J-Phoneから Vodafone になった時、かなり社内の雰囲気が悪くなったらしいから・・・でも、これでめげて、気がついたら、Vodafone UK から戻る元日本テレコムホールディングスの社長モロー氏が、ニコニコと孫さんと握手をする図が報道される、てなことにならないように・・・