家庭内ネットワークで何をする?

ソニーマーケティングが、インターネットを介して外出先でも自宅のテレビを楽しめる「ロケーションフリーテレビ」を発表した。海外からでも日本の自宅のテレビやDVD/ビデオをリアルタイムで視聴できる「NetAV」機能を搭載しているのだそうな。さて、これって個人視聴ですから大丈夫ですよね。

先週、「マンション各戸にテレビ番組配信は違法」と民放5社が訴えた話があったので、ちょっと首をかしげてみただけですが。

アメリカでは、昨年5月には「ホームネットワーキング市場の成長は順調」というレポートが出ていたかと思えば、別の調査会社が先日「ホームネットワーキング、大多数は導入予定なし」というモグラ叩きのような状況になっています。

さて、日本はこれから、という意気込みが聞こえてきそうなアンケート結果が出ています。今月開催される世界情報通信サミットにあわせて発表された一般ユーザのアンケート結果のうち、「デジタル機器を使うことで可能になる次のような機能・サービスのうち、今後ぜひ利用してみたい、というものを全てお選びください。」という質問に対する答えを見てみるとトップは「外出先からAV機器を操作できる」というもの。
これは録画・録音設定をしたり、おうちにあるコンテンツを外出先でも見たい、ということでしょう。そうすると、やはり今後は「光」に乗換たいsいうことになると・・・

光への乗換は一部ISPではとても顕著になっているようですね。
先週発表されたSo-net の第3四半期決算でも「第3四半期におけるSo-netのブロードバンド会員数は、前年同期比9万人増加の61万人で、このうち約16%がFTTH会員だという。」
So-netよりも過激なFTTHキャンペーンをしている niftyインタビューの中で、「サービスを始めた昨年12月は,FTTHの申し込みがADSLの倍までなった。従来はFTTHADSLよりも少ないくらいだった。2005年1月はFTTHがさらに増えると見ている。2004年12月末にブロードバンド全体でちょうど100万ユーザーに達した。このうちFTTHが16万。30万ユーザーが損益分岐点と考えている。」というコメントが出ています。

先日、ヨドバシの西口支店でYahoo! BB 光パラソル部隊に資料が欲しい、といったらwebを見てください、と言われた。色々な調査レポートで ADSLの価格破壊を起こして日本のブロードバンド化を推進した Yahoo! BBFTTH でも同じように頑張る、という言葉を見かけましたが、どうなのでしょう。ちっとも正式な数字は出てきていないですからね。
ちなみにKDDIは先日の第3四半期決算発表でFTTHは7万8千という数字を出していました。どちらの陣営もこれから?