海外だから情報不足?

先日、オーストラリアのメルボルンに行った。着いて Vodafone の設定を変え、再起動したら welcome の SMS と Yahoo! カレンダーのリマインダーが受信ボックスに飛び込んできた。外出先から戻って充電しようとしたら着うたが流れた。親戚の不幸を告げる家族からの電話だった。同行した母からの指示を待って、国番号をつけてコールバック。それからしばらくお互いの予定をメールで連絡しあった。

昨日、イラクで亡くなられたジャーナリストの奥様がJ-waveで今回の若者の死亡についてコメントをされていた。「ニュージーランドにいらっしゃったからイラクの情勢がわからないまま渡航されたのでしょう。」それは家族に対する心遣いかもしれないが、違うと思う。留学をしていたのなら、インターネットで日本の新聞を読むことが不可能ではないはず。ましてや戦闘地ということであちこちで注意を受けたはず。情報を持たないことは、善意ではない。いくら学生とはいえ、24才であれば、通例働いている年齢。その位の分別があってしかるべきだと思う。

インターネットの普及は時に嫌な面も持つ。実際、その死亡した若者の遺体を掲載したサイトもあったという。それはみんなにその写真を目の前に突きつけているのと同じこと。自分の親族の死体だってずっと写真を見せられるのは喜ばしいものではない。

情報はその気になれば入手できるのがこの世の中だけど、発信する者、受信する者がそれなりの気持ちがなければ正しい情報を獲得はできない、と信じたい。
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