ついにP2P Skype が日本でも。でも大丈夫?

最近は「仙台ライブドアフェニックス」球団の話題ばかりのようなライブドア。でも本業もきちんとしなくては、ということで話題のスカイプ・テクノロジーズとピア・ツー・ピア型の無料音声通話ソフト「livedoor スカイプ」の共同配信契約を締結して昨日からWindows版ソフトのダウンロードが開始。
さて、ライブドアVoIP というと「livedoor SIPフォン」を思い出すがあれはどうだったのだろう。livedoor SIPフォンは、SIP対応のIP電話機で、通常価格は13,450円。livedoor SIPフォン同士の無料通話のほか、有料オプションサービスへの登録で一般電話や携帯電話、他社IP電話とも通話が可能という売り文句だったがあまり普及していなかったような記憶がある。さすがに同じ疑問を持つ人間がいて、記者会見でその答えも出ていた。その携帯電話型IP電話サービス「livedoor SIPフォン モバイル」では050番号を使った一般電話への通話ができなかったり、IP電話サービス「livedoor SIPフォン」でも050番を使った一般電話との通話はライブドア接続会員のみの限定サービスになった経緯がある。
今回のSkypeは、「サービスを開始して13カ月だが現在1300万人のユーザーがおり、毎日10万増加している。ICQHotmailKaZaAなどのサービスより早く成長している」と強気のコメントが共同設立者から出ているが、さて、日本ではどうなるか? なかなか VoIPはビジネスモデルが描きづらい技術のようだし、それがP2Pという、ある意味、コントロールがきかない部分も多分に持ち合わせている。大丈夫? ライブドアの技術部長殿?

さて、東京都港区、渋谷区を中心に、電波到達距離の長い802.11nの公衆無線LANサービスを開始し、外出先でもlivedoor スカイプを利用できるような環境を整えることも計画しているというが、これから設備投資をするとなると、かなり現金が必要となる。球団や高崎競馬に色気を出していても経営的に大丈夫なのでしょうか?
もめていたイーバンクとの和解契約締結という話も聞きましたが、どうも揉め事の多い会社のようですね。