そんなに日本を自慢したいのか・・・

総務省が昨日発表した「平成15年度電気通信サービスに係る内外価格差調査の結果」が web に掲載されたので読んでみると、こんな注意書きがある。


2) 東京1は、NTT東日本のフレッツADSL (マイライン登録の場合の通信料金:2,340円 1.5Mbps)+ぷららネットワークスフレッツ・ADSLセット(ISP接続料金:850円)、東京2は、同じくNTT東日本のフレッツADSL(マイライン登録の場合の通信料金:2,475円 40Mbps)+ぷららネットワークスフレッツ・ADSLセット(ISP接続料金:850円)。東京3は、代表的な事業者ではないが最も安い事例としてソフトバンクBBADSLサービス(Yahoo!BB 45M 通信料金+ISP接続料金:2,938円)を参考までに取り上げた。
3) NTT東日本からは上記以外にフレッツADSLマイライン登録の場合の通信料金:2,385円 8Mbps)やフレッツADSLマイライン登録の場合の通信料金:2,430円 12Mbps)などが提供されている。また、ソフトバンクBBからはADSLサービス(通信料金+ISP接続料金:2,438円 8Mbps)や(通信料金+ISP接続料金:2,638円12Mbps)などが提供されている。

マイライン登録というのは公平な比較の場合に入れるべきものなのでしょうか?

また、7月末のADSL普及状況では
単位: 回線数 NTT西日本エリア NTT東日本エリア 合計
東西NTTが提供するもの 2,025,204 2,530,060 4,555,264
東西NTT以外が提供するもの 3,560,841 4,209,589 7,770,430
合計 5,586,045 6,739,649 12,325,694

この東西NTT以外が提供する777万回線のうち、435.5万契約を持つソフトバンクBBは、「代表的な事業者ではない」というのは??? NTTを併せれば 455万回線かもしれないが、NTT東西は別会社であるのだし、その統合を認めてはいけないのではないのでしょうかね・・・どんなに同様のサービスを同等の価格で提供し、経営責任者をとっかえひっかえしていても。。。

また、一番安いサービスを提供していてもそのバックボーンなどを構成している機器は米国から買っている場合が多いのだから、日本の通信事業者が一番苦しい経営をしている、とは思わないのでしょうかね・・・

この頃の総務省発表はため息の出るものばかり。いや、NTTが生き残れば日本の通信業界は安泰だからいいのか???