国内ではPHS、海外では?

今朝の日経産業新聞のオンライン版は以下のようになっています。
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三洋電機は海外で主流の携帯電話の第2世代規格GSMと簡易型携帯電話PHS)の機能を併せ持った移動電話を開発し、台湾で販売を始めた。それぞれ電話番号を持ち、通信環境の良い方式に簡単に切り替えられる。台湾では通話料の安いPHSの利用者が伸びているが、使用できる地区が限定されているため、状況に応じて使い分けられる利点は大きい。GSMとPHSの併合機は世界初という。
 機器名は「PGD―G1000」で台湾のPHS通信会社、大衆電信に供給を始めた。価格は日本円で5万円程度。初年度20万台程度の販売を見込む。

 PHSとGSMの両方で待ち受けできるデュアル(二重)モードのほか、それぞれの方式に限定した設定も可能にした。デュアルモードの際には、自動的に通話料の安いPHSから発信する。2つの通信方式を同時に利用すると通信状況が悪くなることがあるため、片方の通信方式を利用している場合には、自動的にもう一方の方式はオフ状態になる。
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しかし、紙面の記事には以下のような文も掲載されています。
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今後日本でも需要があれば供給する。日本ではGSMは使えないが、国内でPHSを使い、海外出張の際にGSMを利用するなどの利用法を想定している。
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さて、PHSといえば、最近KDDIから身売りが発表されたDDI PocketNTT DoCoMoNTT DoCoMoは今後音声用端末は製作しないと発表済だから、DDI Pocketが国内PHSと海外GSMというデュアルモードを実現するのでしょうか? カーライルという米国大手の投資会社、そして米国で興味深いケータイ端末を発表している京セラが親なのだから、この頃守りに入ったKDDIよりはこうした自由な発想のサービスを動かしやすくなるのでしょうかね? ちょっと楽しみ。。。