Blogに何を求めるか?

BLOGに関するニールセン・ネットレイティングの先週木曜日の記事です

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 最も多くの利用者を集めるブログは、株式会社はてなが運営している「はてなダイ
アリー」である。日記を書くと、文章中に同じキーワードを持つ他の日記にリンクし
て関心を共有できる仕組みが人気となり、この1年で利用者数が急増した。家庭のパ
ソコンからの利用者数は2004年5月に310万人の規模となった。
 大手のインターネット・サービス・プロバイダーも相次いでサービス提供を開始し
ている。ブログ・サービスは、リンクしたことをサイト制作者に知らせたり、相互リ
ンクを自動的に行うトラックバックという仕組みなどによって各ページが相互につな
がるため、利用者の回遊性が高く、いったん普及すると急速に拡大する性質をもって
いる。
 実際2003年12月にサービスを開始したばかりのココログ@nifty)がこの半年で17
6万人の利用者を集めるに至った。またライブドアブログの利用者数も166万人で、コ
コログ(@nifty)を抜く勢いで成長している。
 無料ホームページ作成サービスのYahoo!ジオシティーズ閲覧者は、1290万人の利用
者がいる。ブログも将来どこまで閲覧者が増えるか楽しみである。(ネットレイティ
ングス 衣袋 宏美)

利用者数(単位:1000人)
サービス名 サイト 2004年2月 2004年5月 伸び率
はてなダイアリー d.hatena.ne.jp 2,093 3,100 48%
ココログ@nifty) cocolog-nifty.com 1,018 1,764 73%
ライブドアブログ blog.livedoor.jp 475 1,664 250%
マイプロフィール myprofile.ne.jp 507 1,059 109%
エキサイトブログ exblog.jp --- 840 ---
グーブログ blog.goo.ne.jp --- 516 ---
Nielsen//NetRatings、家庭からの利用
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さて、その第6位の goo blog を提供している gooリサーチとjapan.internet.com
先週末発表した「第3回:Blog に関する調査」レポートによれば、Blogの認知度は徐々
にではあるが向上しているという。しかし、Blogが持つ機能の特徴であるコメントや
トラックバックの利用頻度は低く、ほとんどのユーザーは日記・備忘録として活用す
るに留まっているようだ。
 これは、登録モニターを対象にWebアンケートを実施したもので、今回の調査は6
月2〜9日の期間、10〜50代のインターネットユーザー1035人(男性43.1%、女性56.9
%)が回答した。
 同結果によると、過去1カ月以内に他人が作成したBlogを「見たことがある」人は、
5月に実施された前回調査に比べ、6.2ポイント増えて37.7%となった。一方、「見た
ことがない」は31.4%(前回32.0%)、「Blogについてよくわからない」は30.9%
(前回:36.5%)だった。これにより、少しずつではあるが、Blogの認知度が高まっ
ていると同レポートは分析している。
 よく見るBlogのカテゴリは、調査回ごとに順位変動はあるものの、「生活一般」、
「ニュース」、「映画/音楽」が必ず上位3位以内に入っており、Blogから役立つ情報
が「得られる」と回答した人は、前回より4.1ポイント増えて66.2%だった。
 Blogの作成経験および作成意向は、調査を重ねるごとに、「作成したことがある」
または「作成したことはないが、いつか作ってみたい」と回答した人が増えており、
Blogの認知度向上と比例していることがわかる。
 Blogを作成する理由(複数選択可)のトップは「自分の備忘録として」で、前回調
査より1.2ポイント増えて66.2%だった。このほか、「自分の得た情報を他人と共有
したい」(32.3%)、「自分の意見を他の人に理解してほしい」(20.0%)が続いた。
 他人のBlogにコメントを送ったことが「ある」人は、Blogを見たことがある人の
約2割、また、他人のBlogにトラックバックを「つけたことがある」人も、Blog 作成
者全体の約2〜3割に留まっており、いずれの機能も利用頻度は低いようだ。
 また、Blogサービスを選択するにあたりユーザーが重視するのは、「簡単に作れる」
「操作方法がわかりやすい」「レイアウト編集が自由にできる」の3点であり、この
傾向は3回の調査結果を通して変わらないという。
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私は、どっちかというとこの DoBlog はビジネス関連の備忘録として利用している。
ただし、マーケティングの人間なので、アクセスなり反応があればそれなりに嬉しい
が。でも、「自分の意見を他の人に理解してほしい」という気持ちは少ないかも。
それは、もうひとつ別のサイトでやっている趣味の blog にはあてはまるかもしれな
い。

NTT PCがやっているサイトで Blogのマーケティング戦術のような掲載があるが、まだそこまでの文化にはなっていないと思うけど。。。