ビジネス向きはPHS? 無線LAN?

日経BP社のアンケートで PHS と無線LANに関する結果が発表された。そのタイトルが示すとおり、「無線カードは7割が勤務先契約、公衆無線LANの組織利用は1%」という現状はどうなのか。。。
ここでいう無線カードの一位、二位はPHSAir H" と @FreeD が圧倒的に使われているのはわかる。
無線データ通信カードを装着して使用している主な端末としては,利用者の9割がノート・パソコンで、PDA利用者は,残りの1割(回答者全体では4.0%)に過ぎなかったという結果では、うーん、やっぱりPDAは売れていないのね〜という素直な感想しか出てこない。PDAの利用率が相対的に高かった業種は,建設・不動産(7.3%),運輸/エネルギー(6.3%),流通・小売り(5.7%)であるという結果に関しては、保険業は? という疑問が出てくるが、企業調査ではなくサイトにアクセスしてくる人へのアンケート調査なので、ニッセイのおばちゃんは日経BPのサイトなんて見ないんだろうな。。。というところで。
無線LANを勤務先の施設内で利用する人は,回答者全体の24.5%を占めたにもかかわらず,公衆エリアの無線LANサービスを仕事に使っている人は,極めて限られている。公衆無線LANでは約8割が個人契約で、公衆無線LANを勤務先の契約で利用している人は,回答者全体のわずか1%という結果である。これはセキュリティの問題なのか、それともサービスエリアの問題なのか、このあたりまで突っ込んで調べてほしかったですね。
今後、あちこちの事業者が無線LAN上でIP電話というビジネス・モデルを狙っているが、こうした結果だけを見ると、そんなビジネス・モデルは所詮机上の空論に思えてくる。FOMAの開発チームは詳細な市場調査をしているのでしょうかね。米国の無線LANVoIPメーカーは NTT DoCoMoのこのプロジェクトに多大な期待をしているようですけども。。。
KDDIのケータイの社内端末化は10,000台以上とか。それもどうかと。。。