おサイフケータイを牛耳るのはポイントか?

昨日の午後、各オンラインが次々とNTT DoCoMo FeliCaケータイの速報を伝え始めた。
以下はざっとおさらい
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FeliCaは、ソニーが開発した非接触ICカード技術で、コンビニエンスストアam/pmなどの「Edy」やJR東日本の「Suica」などのカードで利用されており、お金を事前に入金、レジや改札などで専用端末にカードをかざすだけで支払いができる。そのICチップを携帯電話に内蔵することで、携帯電話をかざすだけで料金支払いが可能で、入金用端末およびiモードを利用してクレジットカードから入金する。
7月上旬のサービス開始時で39社がこのサービスに対応し、全国約9,000店舗で利用できる。参加企業としては、ANA(全日空)、am/pmなどのEdy対応コンビニエンスストアマツモトキヨシコカ・コーラビックカメラ第一興商、ぴあ、J-WAVEセガ、サミー、JCBソニーファイナンスなどで、ANAの国際線搭乗手続きや自動販売機でのジュース購入、ビックカメラのポイント、マンションの鍵を開ける、などの幅広いサービスが提供される。
JR東日本Suicaは、以前から発表されているとおり、「モバイルSuica」の名称で2005年度後半にサービス開始予定。今回発売される端末でも、モバイルSuicaを利用できるそうだ。
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さて、ANA Edy と クレジットカード機能 ELIOを搭載する J-WAVE PASSを持っている私として、疑問の点は、チャージ方法と紛失したときの対処方法。それについては、
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ただ、財布を落とすように、携帯電話を落として、悪用される心配もつきまとう。それについては、iモードFeliCa対応の新端末「F900iC」の場合、固定電話などから特定のタイミング・回数で発信をするとFeliCaを使用禁止にする、といったことも可能で、その点では財布よりも安全、という認識を夏野氏は示す。また、Edyなどを落としたときも同様の危険性があるし、IDとひも付けが必要なANAの国際線搭乗手続きやJR東日本Suica定期券のように、落としてもそれを届け出れば無効にできる。
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という答えが用意された。確かに、F900iCのリモート制御機能は使えそうです。
 この機能は,他の端末から電話をかけることで携帯電話機をリーダー/ライターにかざしても通信できないようにするものである。特定の電話機から2回電話するなど,あらかじめ決めたパターンで電話をかけると,搭載したFeliCaチップへの電源供給を中止する。電話の発信元には,特定の電話番号や公衆電話などを指定できる。通話のパターンは,1回当たりに鳴らすコール数と電話をかける回数の組み合わせで設定する。
 JR東日本の「Suica」やビットワレット電子マネーEdy」など,これまでに利用されているFeliCaチップはリーダー/ライターが発する磁力を受けて起電力を発生する,いわゆるパッシブ型のタグ。今回携帯電話機に搭載したのは電池パックから直接電源の供給を受けるセミアクティブ型である。そのため,電池パックからの電源供給を止めれば,いくら携帯電話機をリーダー/ライターにかざしても通信ができなくなる。
 でも、現在の ANA Edyは落としてもその入金済のカードを使用停止に出来ないのが現状。これを早く改善してもらわねば・・・

一方、FeliCaには、セキュリティを確保できる「共通領域」と、誰でも使える「フリー領域」があり、このフリー領域には、たとえばそれほどセキュリティを要求されない「美容院のポイント」などといった簡単なサービスで利用できるようになっている。では、その領域に貯まったポイントをどうコントロールできるか、という点はどこまで研究されているのでしょうね。今のポイント制は、例えば ANA とか JALマイレージ範囲は美容院から引越まで幅広い。そのあたりの区切りをうまくできるか・・・

いやー、KDDIにコンテンツで定額料金でやられっぱなしという汚名を返上できるのでしょうかね。
私の頭の中にはDoCoMoの夏野さんではなく、多分このプロジェクトに関わっただろうと思われる元別キャリアの方の名前が飛んでいる。。。もちろん、KDDIの別の方の苦虫を噛み潰したような顔も浮かびますが。。。