データセンターが駄目ならケータイがあるさ

米国の調査会社Strategy Analyticsが今週発表したところによれば、ビデオや音楽アプリケーション、ゲームなどに関心を示したのは10人のうち1人にとどまったという。反面、コードレスヘッドフォンが欲しいとの回答は54%、トランシーバ機能の「Push-to-Talk」を使いたいとの回答は50%。個人情報管理機能の向上も3分の1以上、Bluetoothに関心を示したユーザーは22%。まあ、米国のケータイはまだ発展途上ですからね。

そんな米国にあっても、色々な機器は作られ続けている。米国で売れなきゃ、アジアがあるさ。ケータイだったら韓国か日本か中国か。そんな感じなのかどうかは知りませんが、アプリケーション配信システムを手がけるNetScaler, Inc.は、韓国国内第2位のモバイル オペレータであるKorea Telecom Freetel Co., Ltd.(KTF)に納品を発表。KTFではそのスイッチを使用して、コンテンツ スイッチング機能、ロードバランシング機能、アプリケーション アクセラレーション/セキュリティ機能、および高可用性機能を組み込む。つまり、韓国はコンテンツもガンガン、ケータイで流すけど、ロード・バランシングとか気をつけないと、落ちちゃいますものね。
また、そのアプリケーション配信システムを使用すれば、任意のIPネットワークを介し、環境の異なるエンドユーザに向けてさまざまな企業用ビジネス アプリケーションを配信しようとする際に生じるパフォーマンス/脆弱性/コストの問題に対応できるとあるので、法人向けの部分も狙っているのでしょう。
番号ポータビリティで気まぐれな個人ユーザはあっちへフラフラ、こっちへフラフラとしているから、きっちりと法人ユーザで稼ごうという感じでしょうか。

さて、このNetScalerという会社、シリコンバレーサンノゼの会社なのですが、創立者はData Centerで超有名だったエクソダスを作ったインド系のメンバー。Managementのページは濃いですよ。またインドに開発拠点を持っている。米国ではセブンイレブンとかチケットマスターとか e-commerce系に売れているようですね。どんな風にビジネス展開するのだろう。。。Exodus のようなことにならねばいいが。。。