日本の通信業界、激震!?

日本テレコムは、ADSL事業を2002年イーアクセスに売却。
そのイーアクセスは、先日AOLの買収を発表。また、イーアクセスに多大な投資をしている米国投資会社カーライルはKDDIからDDI Pocket を買収予定。

日本テレコムは、元IBMの社長を迎えて「法人営業頑張るぞ〜!」と拳を上げたら、リップルウッドというリゾート地からレコード会社まで日本で散々お買物をしている第一株主に、ソフトバンクBBへ売却。まあ完全子会社ということで営業的にはこのまま続投。この件については、日々ニュースが駆け回っているので、その買収額3,400億円の妥当性が本当かどうかが見えてくるでしょうね。これでKDDIよりも大きな通信会社になったと孫さんは鼻高々。NTTと散々ADSL施設問題でやりあってきたから、ある意味、バックボーンとして狙っていたのでしょうね。ODNユーザがどの程度の速度でYahoo! BB に鞍替えするかは別にして、とりあえず膨大な駅頭キャンペーンをしない方向に向かうのでしょうかね。

DDI Pocketは、PHSデータサービスで財を成しているが、先行きはどうかと問われれば「?」かもしれない。FOMAのような3Gのカードも出てくるし、ドコモは3.5Gをやろうとしているし、無線LANがどんどん広まるかもしれない。でもPHSでテレビ放送受信のような考え方もあるし、ここもアイデア勝負かもしれないですね。

さて、無線LANといえば、ニューヨークのエンパイアステートビルのてっぺんにWiMAX のアクセスポイントが設置されたのだそうな。マンハッタンの周囲半径約16キロ内の企業向けに、高速無線インターネット接続サービスを提供できるようになったとしている。提供企業はシカゴなどでサービスを提供しているTowerStream。日本じゃ都庁のてっぺんにつけたら新宿御苑や代々木公園で無線LANというイメージでしょうかね。

メッシュネットワークという部分も米国では確実に進みつつあるようで、ミネソタ州ミネアポリス近郊の人口約18,000人という小さな町がすっぽりメッシュネットワークで接続される予定とか。月15.99ドル (1800円くらい) であれば加入しやすいかもですね。

さて、WiMAX とメッシュネットワーク、どちらもどう優勢というのはこれからの状況を見てみましょうという段階ですね。両方の技術の建築物の影響とかがまだ良くわかっていないので、まだまだ研究の余地有りでしょう。