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何でも統計するのが好きなのが韓国政府。5月25日、韓国銀行(韓銀)が世銀銀行(IBRD)の「04年世界発展指標」をベースにまとめた「世界の中の韓国経済」と題された報告書によると、02年の韓国の1人当りの国民所得は1万1400ドルで世界49位。世界6位の米国(3万5400ドル)と7位の日本(3万4010ドル)の3分の1水準だった。また、香港(2万4690ドル)、シンガポール(2万690ドル)の半分水準で、ギリシア(1万1660ドル)、ポルトガル(1万720ドル)とほぼ同じである。 中国の1人当りの国民所得は960ドルで136位に止まった。

さて、ここでわかるのは、日本の物価はかなり高い。そんなこと、今更言われなくてもわかってるといわれればそうなのだが、その日本の物価に合わせて売り出されているものをアジアに持っていくのはどういうことか。その国の物価に合わせた価格付をする。つまり、海外に行くと浜崎あゆみのCDがかなり安く買える、ということ。それはまずいと著作権法改正が進んでいるが、この法案が通るとCD輸入盤が買えなくなるかも・・・という不安があって、かなり論議の元になっている。詳しくは、http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/17/news054.html あたりを読んでください。

さて、著作権問題は何もこのCD還流ばかりでなく、Winny でもコピーワンスでも日本では多くの問題を引き起こしている。コピーワンスにすれば、著作権を守られるけれど、ユーザは気ままに録画することも出来ないのは嫌だ (お金を払っているのに・・・) とデジタル放送にそっぽを向く。Winny の使用では、昔こんな音楽が好きだったのに今はCDも廃盤になっているので手に入らない、そんな音源を求めている人間も多かったという。

音源で思い出したが、ニューヨークあたりで結構ヒットしたサービスを真似たライブドアのMP3変換サービスは、4月30日に開始していたが、システムメンテナンス作業により5月12日から受注を一時停止し、5月20日にサービス再開したが、「livedoor エンコーダーを利用するにあたっては、CDの権利者から事前に承諾を得る必要がある」という規程になったそうな。基本的に権利者の承諾なしには、第三者であるライブドアがファイル変換作業を行なうことができないのが理由だという。再開後、Webサイト上の申し込みにページには承諾を受けたかどうかを訊ねるチェックボックスが追加されており、未承諾の場合は申し込み手続きに進めないようになった。なお、承諾手続きはユーザー自身で行なわなければならず、日本レコード協会JASRACなどに問い合わせるよう案内している。 これって・・・

さて、本題。
ようやくNHKYahoo! BBKDDIJ-COMにコンテンツ提供をする運びになりましたが、膨大なコンテンツを持っているはずだからさぞやバンバン出てくるのか? と思いきや、まだ200タイトルしか予定されていないという。何故かといえば、古いものは著作権なり出演俳優の肖像権が難しく絡まっているため。
韓国、中国は海賊盤が大手をふって歩くように著作権は野放し状態。でもその分、ガンガン、ブロードバンド化が進むとTV代わりになる。
米国はCATVが古くから普及していたせいか、著作権管理はかなりきちんとしているので、電話一本でブロードバンド放送も思いのまま、という記事を昔読んだことがある。日本は中途半端なのよね。