日本も秋から「世界標準」〜それって?

ボーダフォンHDが当期純損失1,000億円になり、日本の関連会社は完全子会社になり、全社員の17%に対して希望退職を通告。
ちょっとよさげな V801SHなど3G端末の出遅れ、プリペイドの好調さが全体ARPUの足を引っ張り、とかなりしんどい結果になったため。
一方で、「番号ポータビリティ」制度 (あと2年位?) が実施されたら、現在18%くらいのシェアを25%くらいまで引き上げる、とぶち上げている。FOMAの350万人にまでは届かないにしても100万人目標 (現在15万)。
でもね、こうした「あら、気づいたらうちって外資?」という会社の動きは微妙に社員の士気を落としていくものなのですよね。
日本テレコムソフトバンクが買ったら、そりゃ士気は落ちるだろうな。
米国の会社はまたも買収劇が表面化していて、ジュニパーに買収されたネットスクリーンは、日本法人はまだあるが米国では既にその存在はない。
Lucent はまたも Telicaという会社をソフトスイッチのために買収。そこのソフトスイッチの担当者は元 Lucent・・・笑えない話なのですよ。
話をボーダフォンに戻すと、J-PhoneからVodafoneになる前に会社内が外資になる頃にそんな風潮が嫌になったのか、よほどいいヘッドハンティングを受けたのか、愛宕山から山王へ移った人もいますしね。そこで「ケータイで支払い」という部分においてボーダフォンが出遅れたのかもしれないし。難しいですよね。
社長だけが旗を振っても社員も市場も付いてこなければ、どんな目標も「絵に書いた餅」