DSLと無線LANのセットはいかが〜?

米国のQwest Communications International が Wi-Fi対応DSLモデムを提供すると発表。
Qwestは、,500 万人以上の顧客に、音声、ビデオ、およびデータ サービスを提供するリーディング プロバイダで、50,000 人を超える社員を抱える大企業。一時期はAOLと提携してDSLを進めるという話もあったし、日本のパワードコムと提携して日本進出? という噂もあったが、2年ほど前にITバブルがはじけた時に株価も落ちて、ちょっと静かに潜行状態にあった。
それが今回、半径91.4mで54Mbpxの接続速度の無線LANを内蔵するDSLモデムを提供 (59ドル99セント、日本円で約6500円? 米国は州によって消費税は異なる。レンタルは月額3ドル) とのこと。さて、これでDSL普及に弾みがつくのでしょうか。
4月初め、In-Stat/MDRという結構有名な調査会社が発表したところによれば、米国のブロードバンド加入者は2003年終わりまでに2,700万近くに達しており、米国世帯の5分の1がブロードバンドサービスに加入。最も普及しているのはCATVで、DSLは2番目。CATVは、Comcast社 (例のディズニー買収したがった会社) とTimewarner社 (もうすぐ分かれるかもしれないけど、まだAOLを持っているはずの会社) が大きなシェアを占めており、大手CATV接続業社5社で米国のCATVインターネット市場の91%を占めているという。DSL加入者では、SBC社とVerizon社が大きなシェアを占めており、ここでは大手5社で米国DSL市場の94%を占めていた。
日本でBフレッツや有線が頑張って普及を進めているFTTHはあまり普及していないのです。
さて、このパッケージ・サービスでQwestはどこまで頑張れるのでしょうかね。日本では Yahoo! BB無線LANパッケージを発売したのは、もう2年近く前ではないかしら。いまだにキャンペーン中だけど・・・