みんな、つながってるか〜い?

Sperling’s Best Places という会社の調査によれば、米国の上位100都市圏 (国勢調査の人口統計に基づく) をホットスポットの数、無線 LAN 機器の総合販売データ、つまり、アクセスポイントが多く、802.11 カードの販売量によりワイヤレス化の進んだ都市は、サンフランシスコがトップとなった。(インターネット利用の普及率と、地域の総人口も考慮に入れたらしい)
では、具体的にどんなところで、と考えた時にちょっと意外な場所を発見。それは球場。サンフランシスコ・ジャイアンツといえば、言わずと知れたメジャー球団。その本拠地であるSBCパークは、HPとIntelのサポートで今度の4月12日からシーズン中はタダで、SBC's FreedomLink wi-fi サービスを利用できる。え? それじゃ、調査の対象にはならないだろう? はい。つまりこうした事例は初めてではないのです。
San Francisco 49ers の本拠地、3Com Parkは2000年9月にサービス開始。
また、Starbucks などのホットスポットも多い。(MacDonaldはまだまだかもしれないが。日本の方がSoftbank BBとの関係で早かったのよね)
ちょっと面白いのが、サンフランシスコとサンノゼのちょうど真ん中ぐらいにハーフムーンベイという街あたりで利用できるCoastside Netサービス。このワイアレスサービスの対象地域はメインストリート沿いにおよそ1キロぐらい。802.11bだが、街の中心地域の半分以上がカバーされている。つまり、ホットスポットではなく、ホットゾーン・サービスで、アクセスポイントを等間隔で設置(ハーフムーンベイの場合は約200ヤード間隔)し、7つのアクセスポイント同士が連携することで広い通信地域をカバーするメッシュネットワークがあるという。ちなみにCoastside Netの契約者ではない部外者も利用できるとか。
さて、このメッシュ・ネットワーク、日本でも普及しますかね? ちょっと要チェックかもです。