FOMAを快適に使うソフト?

今朝の日経産業新聞で、以下の記事を見つけました。
『NTTドコモは第3世代携帯電話「FOMA(フォーマ)」のデータ通信速度を常に性能の上限付近に維持できるソフトを情報技術開発のベーステクノロジー(東京、今城忠浩社長)と共同開発した。データも最大95%圧縮可能で通信料を節約できる。社員が外出先から社内LAN(構内情報通信網)に接続する機会の多い企業に売り込む。FOMAで動画以外の電子メールや一般的なホームページ情報など小容量のデータを扱う際、回線の混雑度によっては毎秒150キロビット程度の速度で少量の情報を何度も伝送するなど機能を最大限活用できない形になっている。新ソフトは小容量の情報を複数組み合わせて大容量にしてから、一度に転送。FOMAの最大伝送速度である毎秒384キロビットの9割以上にあたる350キロビットの性能を常時出せる。』
さて、これをどう読みますか? これは、『データの圧縮、転送効率の向上により、飛躍的な高速化とパケット量の削減を同時に実現する』といっても、FOMA本体だけでは実現しないのです。だって、Windows XPか2000を搭載しているクライアントPCが必要なのですもの。つまり、Air H" でやっているPRINサービスのようなもの。先日、@FreeDでも同様の発表をしていましたが、どんな技術なのでしょう。
PRINサービスは、米国のベライゾン・ワイアレスなどに導入されているVenturi Wireless (元、Fourelle)という会社のUDP技術を使って、画像などの読み込み精度を落としたりすることで読み込み速度を高めるもの。米国などでは、64K PHSのような便利な帯域幅を持つモバイル通信が無いのでこれが便利なのです。
でも、FOMAPHSのようにPCつなぐ人ってどの位いるのかな〜。Vodafone もヨーロッパで出していたデータ通信カードを日本に持ち込むらしいけど。
日本は、ケータイによるインターネット接続が異常に多い国。総務省統計によれば、2月末で6,870万7000人。
PCからケータイ経由でつなぐ人ってどの位なんだろう。PHSではなくて。
大体、NTT DoCoMoPHSはケータイ (iモード) とは別の事業としている。複数のPHSを持っていても、家族割引も適応されないし。。。
やっぱり、PCをオフィスから引き離すのは、無線LANになっていくのかしら。