KDDI 光プラス

金曜日の夕方、ちょっと息抜きに DoBlog に戻ってきました。
さて、標題のKDDI光プラスなのですが、昨年10月、光ファイバを利用して、主に集合住宅を対象にインターネット接続や電話、多チャンネル放送などを提供する新サービス「KDDI光プラス」を開始すると発表。まずは10月10日よりインターネット接続の「光プラスネット」と「光プラス電話」を提供、12月に「光プラスTV」を開始。
さて、その中身は、アクセス回線は、マンションまでが最大1Gbpsの光ファイバ、建物内は最大70MbpsのVDSLなどで提供。まだエリアが狭いので価格.comでも書き込みは少ないし、「値段の割には速度が出ないみたいなことを説明会で言われた」というせいかあまり加入者は増えていないようです。
設備としては、原則としてNTT東西が各家庭まで張り巡らす光ファイバを利用し、au携帯電話の基地局が設置されたマンションの場合など、すでにKDDI光ファイバネットワークが引かれている場合は自社網を使うこともある。 つまり、やっぱりNTTのファイバ料金に左右される部分が多いのでしょうね。4月1日から相対契約である程度NTTも料金が変わるという話だったのですが、目だった動きはないかな〜。
先日来、書き続けている「何でもブロードバンド化?」の続きとして書いてもいいかもしれない数字として、「KDDIでは2003年度にDIONのユーザーが275万加入となると予測。ADSL会員は2002年末の49万8,000加入から120万加入へ約70万の増加を目標とし、そのうちの数十万がIP電話も同時に利用するユーザーとなると見込んでいる。 」の部分ですね。
2004年1月末の小野寺社長会見では、以下のコメントでした。
DIONの契約者数は、255万9,000件(前年同期比26万件増)、うちADSLは91万4,000件(同54万件増)だった。 光プラスサービスについては、現在大都市圏の大規模マンションを中心に営業活動を実施しており、現場から充分な手応えを感じている。 大規模マンションの場合、住民が選択の多さを求める場合が多く、その選択肢のひとつとして「光プラス」が食い込む余地がある点が大きい。このように、着実に契約に結びつつあるものの、ダークファイバを利用している点から、確実に収益に結びつくのは3年目以降になるだろう。それ以降に再度結果を判断したい。」(ちなみに、サービス開始から1ヶ月時点で百件程度の引き合いがあったという記事もちらと見たことがある。)
さて、でも事業者としてこのままじゃいけないと思ったのか、3月末に「松下電器産業日立製作所NECKDDI日本テレコムの5社は3月31日、FTTHなどブロードバンド環境を利用したサービスの普及を目指す企業連合「ブロードバンド コンソーシアム ジャパン」(BBジャパン)を設立することで合意したと発表した。ブロードバンド関連各社の参加を呼びかけ、4月中の正式設立を目指す。」との発表。でもこれって別に今、新しい動きをしている訳ではないのかも。だって、このコンソーシアムの事務局になっているアンパサンド・ブロードバンド株式会社は、会社概要を見てわかるとおり、このコンソーシアムそのまんまが企画会社として2002年7月に設立。
さてさて。。。